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「e☆イヤホン」のカスタムIEM専門店が秋葉原に――15ブランドが勢ぞろい(2/2 ページ)

» 2014年08月22日 21時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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日本初登場の4ブランド

 取扱ブランドは、FitearやCanal Worksといった国内メーカーはもちろん、前述のUltimate EarsやWestoneといった米国の有名どころ、さらに日本初上陸となる4つのブランドもある。

 AAWは、今年1月に設立されたばかりというシンガポール初のカスタムIEMブランドだ。Ultimate Earsの人気モデル「TripleFi 10」用リケーブル(ルーンケーブル)で知られるNULL AUDIOと関係が深く、製品開発にも同社が関わっているという。エントリーモデルの「A1D」は、ドライバーがダイナミック型1発というカスタムIEMでは珍しい仕様で、価格も税込み2万8900円と(カスタムIEMとしては)格安。さらにオープン記念セールとして2万4500円で販売されていた。

AAWの「A1D」。なんとオープン記念のため、2万4500円でカスタムIEMが作れる。ただし限定10台

 VISION EARS(ビジョンイヤーズ)も昨年ドイツで誕生したばかりのブランドだが、実はコンパクトモニターズという老舗ブランドが2つに分かれたうちの一方で、カスタムIEMに関する豊富な技術と職人を抱えている。このため、有名アーティストにも愛用者が多い。フラグシップモデルの「VE6 Xcontrol」は、6つのバランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載し、フェイスプレート上のスイッチを切り替えることで特性の変化が楽しめる。ほかのブランドにはない、アルミニウムハードケースへのアートワーク刻印も特徴だ。

 HEIR AUDIO(エアオーディオ)はカナダ発祥のブランドだが、2011年からは中国の四川省を拠点にしている。聴覚専門のドクター2人によって設立されたという経緯もあり、ドイツで作られる医療グレードの低アレルギー性アクリルをシェルに採用するなど、こだわりの素材とスペックが特徴だ。最上位機の「Heir 8.A」は4Way8ドライバー構成で、マニアの間でも評価が高いという。なお、国内でもユニバーサルタイプは販売されていた。

Limeears(ライムイヤーズ)の「LE3SW」

 Limeears(ライムイヤーズ)は、2012年にポーランドで誕生したブランド。8月に香港で開催されたオーディオショーに出展していたところをe☆イヤホンのバイヤーが目をつけ、急きょ販売が決まったという。2ドライバーと3ドライバーのモデルがあり、最上位の「LE3SW」は625ユーロ。なお、国内での販売価格はこれから決定するという。

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