パナソニックは7月21日、4Kテレビの新製品として「DX800シリーズ」を発表した。「Art&Interior」がコンセプトというデザインコンシャスなビエラだ。8月26日に発売予定で、価格はオープン。店頭では50V型「TH-50DX800」が32万円前後、58V型の「TH-58DX800」は38万円前後になる見込み。
パナソニックでは、「テレビの大画面化が進み、住空間での存在感が増したことで、インテリアと調和するデザインが求められている」と指摘。DX800シリーズでは、ディスプレイ部をメタルスタンドで固定することで浮遊感を演出し、バー形状のスピーカー部を本体と分離。フレキシブルな設置性と新たなスタイルを実現した。全体をシルバーで統一することでインテリア空間との調和を図っている。「ローボードや床設置などでもテレビのスタイルやスピーカーレイアウトを選ぶことができる」(同社広報)
背面も手は抜いていない。新たにケーブルカバーを設けたことで背面の凹凸が減り、掃除も楽になるほか、煩雑になりがちな配線を束ねるクランパーを5本同梱(どうこん)。さらにクランパーを引っ掛ける穴でケーブルを束ねやすくしている。束ねたケーブルはスタンドの裏を這わすことができるため、前からはケーブルが見えない。
スピーカーシステムは、合計12個のユニットを搭載した本格的な3Wayシステムだ。両端にそれぞれ2つのミッドレンジとツイーターでフロント2chとし、内側に直径40mmのウーファーを6個並べている。さらにパッシブラジエーターを前後に対向配置した「クアッド・パッシブラジエーター」で低音を補強した。内蔵アンプの実用最大出力は40W。
4K液晶パネルはVA方式で、エッジ式ながらLEDバックライトのエリア制御も可能だ。またバックライトには新赤色蛍光体を採用。独自の「ヘキサクロマドライブ」と合わせ、より鮮やかな深みのある赤色と忠実な色再現を可能にしたという。さらにHDR(ハイダイナミックレンジ)やBT.2020をサポート。Ultra HD Blu-rayなどの映像をより階調豊かに表示する。
またH.265/HEVC、VP9デコーダーを内蔵しており、動画配信サービスの「NETFLIX」「Amazonビデオ」「ひかりTV」が提供するHDRコンテンツも楽しめる。ほかにもYoutubeやアクトビラ4K、dTVも視聴できる。
デジタルチューナーは3基で、USB外付けHDDへの録画も可能。視聴番組とは別に2つの番組を同時に“裏録”できる。さらに専用アプリ「Panasonic Media Access」を使ってリモートアクセスが可能。外出先からスマートフォンやタブレットを使い、自宅の録画番組を視聴できる「外からどこでもスマホで視聴」に対応した。
HDMI入力は4系統。ほかにD4映像入力、コンポジットビデオ入力などを備えている。
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