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アニソンを最高に楽しめる、士郎正宗デザインのイヤフォンが登場(3/3 ページ)

» 2016年10月18日 16時13分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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エレコムの目指したアニソンの音とは?

 エレコムでは、同社製イヤフォンの世界展開を視野に今回のプロジェクトを推進した。「アニソンは国内で非常に大きな市場を形成している。エレコムが海外展開を狙う上でも重要なキーワード。アニソンを最高に楽しめるイヤフォンを世界のアニメファンに届けたい」(同社)

EHP-SL100シリーズのパッケージ。世界に向けて販売する意志を示すため、イラストは中国や台湾の有名なアマチュアイラストレーターに依頼した

 とはいえ、アニメソングとはアニメ作品に関連した楽曲全般のことで、特定の音楽ジャンルを示す言葉ではない。声優や著名アーティストが歌うこともあり、「歌い手や音楽性の幅はい、今や無限に拡大しているといっていい」。このため、アニソンの“本質”の探究に相当な時間を割いたが、最終的に「キレ」であるという結論に辿り着く。

 「日本のアニメーションは、特有のキレのある動きが良さの1つ。これに合わせる形で音楽もまた魅力的な“キレのある音”を目指していると気づいたときに光明が見えた」(同社)

 音質を示す言葉に変換するなら、それは全帯域の音の明瞭(めいりょう)さ、そしてエッジの立った解像感といったイメージだという。例えばEHP-SL100シリーズはお手頃価格ながら、「ボーカルはつややかに、それでいて低音もしっかり。ハイテンションな主題歌にピッタリの元気な仕上がり」と胸を張る。

 一方のEHP-SH1000SVでは、特殊なドライバーの構造を生かし、「低域側ドライバーの低音をストレートに音導管に届けることでキレと迫力のある低音を実現するとともに、ダイナミックな高域によりアニソンのスピード感を忠実に再現する」としている。

 ちなみにEHP-SL100シリーズのキャッチコピーとなる「永遠の、17歳へ」は、声優の井上喜久子さん公認だ。井上さんは、最近自分の年齢を追い越してしまった娘の「ほの花」さん(同じく声優として活躍中)と一緒に新製品の試聴に臨み、絶賛したという。その音は11月4日から東京ビッグサイト西1/2ホールで開催される「ポタフェス in 2016楽器フェア」でも体験できる。

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