LG stylerの新モデルには以下のコースが用意されている。ベースとなるのが、スーツやジャケットのニオイやシワを取る「リフレッシュコース」、身体に害を及ぼすような花粉やアレルゲンなども除去する「除菌プラスコース」、カシミアや100%ウールといったデリケートな素材の衣服あるいは濡れてしまったスキーウェアなどを色落ちさせずに乾燥させる「上質乾燥コース」。ほかにも、ちょっとしたシワなどをきれいにとる「しわの除去&折り目ケア」など、Androidスマートフォン経由でファイルをダウンロードすることによって使えるようになる「専用コース」も用意されている。
「LG stylerには5つのステップがあり、コースによって各ステップの選択と時間調整を行っています。例えば『リフレッシュコース』は“準備→スチーム→乾燥”という作業を行いますが、標準では48分程度のところ、“しっかり”の設定をすると“スチーム→乾燥”の時間を1時間7分に延ばします。また、『除菌プラス』の場合は“準備→加熱→スチーム→除菌→乾燥”と、5ステップすべてを行うため、標準でも1時間28分、“強力”なら1時間43分ほどかかります。『上質乾燥コース』は低温で優しく乾燥するため、標準で2時間、デリケートなものは2時間半もかけて低温で乾燥します」
準備:スチーム供給準備のため、タンク内の水を加熱
加熱:スチーム効果を高めるため、庫内の空気を加熱
スチーム:衣類にスチームを噴射
除菌:衣類を除菌
乾燥:衣類から水分を取り除く
庫内には服の生地などを読み取るようなセンサーはない。ハンガー部分に重量センサーが搭載され、コース選択時に衣類の重さから動作時間を自動的に微調整する。そのほか革製品や子どものぬいぐるみなどを除菌したい場合などは、Android端末で専用コースのファイルをダウンロード。NFCを内蔵しているため、スマートフォンをタッチするだけで認証と本体へのダウンロードが行われる仕組み。なお、同時に登録しておける専用コースは2つまでとなる。
LG stylerを取り扱う蔦屋家電では、さまざまな住宅&設備メーカーと連携して販路を広げていく方針。蔦屋家電を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ家電企画事業部の武井総司副部長は、「洗濯できない衣類が多いことや、日本国内の5人に1人が花粉症を発症している社会背景がある。LG stylerはライフスタイルを変えるオンリーワンな製品として、年間数千台の販売を見込んでいる」と話していた。今後はLG stylerがビルトインされた住宅やビジネスホテル、オフィスなども増えていくかもしれない。
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