900i用「テイルズ」は、シミュレーションRPG+リニアモーションバトル

» 2004年02月02日 20時46分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 900iシリーズの大きな特徴が、500Kバイトと大幅に拡張されたiアプリ。表現力が向上したことから、大手ゲームメーカーの参入が相次ぎ、人気ゲームの900i版が多数登場する予定だ(12月18日の記事参照)。

 ナムコは、若者を中心に人気のRPG「テイルズ オブ」(以降テイルズ)シリーズで、900i用アプリに参入。オリジナルゲームの雰囲気を残しながらも、家庭用ゲーム機向けにリリースしたどの作品とも異なる新しいテイルズの世界を展開する。

完全オリジナルシナリオ、脇役キャラも使える

 テイルズシリーズはゲームキューブやプレイステーション向けRPGとして、これまで5タイトルがリリースされているが、900i版はシミュレーションRPGゲームの「テイルズ オブ タクティクス」(以降、タクティクス)として登場する。

 シミュレーションゲーム版テイルズも、ゲームボーイアドバンス向けにリリースされたことがあるが、タクティクスは「それとはまた違うゲーム」だとコンテンツ開発チームの郷田努プランナー。「単なるシミュレーションゲームではなく、テイルズのウリであるリニアモーションバトルを取り入れている」

 リニアモーションバトルとは、戦闘時にキャラクターを、コマンド入力ではなくキー操作で戦わせるもの。走ったり斬ったりというキャラ操作をユーザー自身で行えるのが人気で、「これがあってこそのテイルズ」という声も多いことから採用したという。

 タクティクスは、家庭用ゲーム機向け5タイトルのキャラクターが登場する5つのシリーズから構成されるが、舞台となるのは、テイルズのどのシリーズともつながっているようでつながっていないパラレルな世界。シナリオは完全オリジナルだ。5タイトルは各6章に分けられ、1章1アプリとして配信される。「1章の中には10のステージがあり、ユーザーは300のステージを楽しめる。タクティクスは毎月2−3タイトルの1章分を配信する予定なので、5タイトル6章分だけでも12月まで楽しめる」

タクティクスのゲーム画面。シナリオは、家庭用ゲーム版で登場するキャラクターの人間関係を踏まえて展開するという

 また使えるキャラクターを各タイトル15キャラクターから選べるのも特徴の一つ。「これまでも、脇役キャラを使いたいという要望があったので取り入れた。家庭用ゲーム機のテイルズでは、敵か味方か微妙な存在のキャラクターも使えるようになっている」。ちなみに20〜30体の敵キャラは、すべて新たに描き起こされたものだ。

タクティクスのオリジナルキャラクター「ルック」。いのまたむつみ先生のデザインによるものだ。タクティクスの5タイトルすべてに登場する「ストーリー上、重要なキャラクター」
 (C)藤島康介(C)いのまたむつみ(C)1994-2004 NAMCO LTD

 将来は、タクティクスで育てたキャラクターパックを使ってユーザー同士が対戦できるようなアプリを開発したい考え。「ユーザーがゴーストデータをiモードサーバにアップロードできるようにする。それをダウンロードすれば他のユーザー擬似対戦できるな仕組みを考えている」。また、携帯電話のスペックが上がれば“RPGのテイルズそのもの”のゲームも開発したいという。

“月額500円”を満足してもらうために

 テイルズ オブ モバイルの月額利用料は500円。ナムコでは、この金額でもユーザーに満足してもらえるよう、タクティクス以外のミニゲームやキャラ電などを提供する予定だ。

 キャラ電は最初に配信する「テイルズ オブ シンフォニア」の主人公ロイドのものを2Dと3Dで用意。以降は配信するタイトルに合わせてキャラクターを追加するという。また「テイルズオブファンダム」というファンディスクの中に入っていたコンテンツや、家庭用ゲーム版テイルズの中に出てくるミニゲームもアプリ化して配信する計画だ。「オープン時には、『クレーメルラボ』という落ちモノパズルゲームを用意する」

 ほかにもゲーム中のシーンを使った着モーションや、キャラクターの声を使った着信ボイスの配信も行う。ゲーム以外の付加価値と合わせてユーザーにアピールしたい考えだ。

ミニゲームとして配信される「クレメールラボ」のゲーム画面
ロイドのキャラ電。3Dと2Dのものが用意される

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