キセノンフラッシュ【きせのんふらっしゅ】

» 2004年04月05日 19時27分 公開
[江戸川,ITmedia]

 キセノンフラッシュは、希ガスの一種であるキセノン(Xenon)を利用したキセノンランプを、カメラのフラッシュに用いたもの。大気中にわずかにしか含まれない希ガスには、放電管の中に充満させて放電すると発光する性質がある。ちなみに、夜の歓楽街などに輝くネオンサインは、同じく希ガスであるネオンを放電させたものだ。

 フラッシュにはそもそも、電球の中の金属を瞬時に燃焼させることで光源を得られるフラッシュバルブが用いられてきたが、1930年代に米国のエジャートン博士によって発明されたキセノンフラッシュ(エレクトリックフラッシュ)によって、カメラの高性能化が一気に加速した。キセノンフラッシュは発光効率が高く、数μ秒クラスの短時間の発光が可能。瞬間の写真撮影に適しており、なおかつ発色が太陽光に近い白色であるなどの特長を持つ。

 カメラ付き携帯電話の世界では、実装スペースや消費電力の関係から、補助的に使う白色LEDを利用した撮影補助用ライトが多く使われてきた。しかし、キセノンフラッシュを利用すれば、白色LEDに比べ約4倍の光量を得ることが可能。最近では「A5502K」がキセノンフラッシュを搭載している。

 ちなみに、フラッシュと同義に使われるストロボというのは、エレクトリックフラッシュ製品で有名なストロボリサーチ社に由来している。ストロボは同社の商標でもあるため、他メーカーではスピードライト、もしくは単にフラッシュなどと呼んでいる。

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