連載
» 2004年04月06日 21時11分 公開

サクサク撮れる軽快カメラ、画質はスペック相応「A1402S」ケータイカメラ画質研究ラボ(2/2 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]
前のページへ 1|2       

画質はスペック相応〜屋外撮影

 屋外の作例から見ていこう。まずは晴天下の屋外から。比較対象としてEXILIM S20のVGAモードで撮った画像も用意した。VGAモードとはいえ、200万画素で撮った絵を縮小してのVGAサイズだけに、もともとVGAクオリティしかないA1402Sと比べるのは酷。ある程度割り引いて見てほしい。

 晴天の屋外で象のすべり台を撮影。左がA1402S、右がEXILIM S20

 あまりに差がありすぎるが、写りはこのような感じだ。A1402SはVGAサイズを撮るにはぎりぎりの34万画素しかないため、どうしてもディテールが甘く、斜めの線や曲線がデコボコしてしまっている。またCCDではなくCMOSを採用したため、コントラストも低く発色もあまりよくない。ただし、それでも桜の雰囲気はけっこう出ている。やや青みがかってしまった点以外は悪くない出来だ。

 続いてあずまやの作例を見てみよう。

 晴天下であずまやを撮影。左がA1402S、右がEXILIM S20

 松や桜など細かい絵柄が多くて34万画素パンフォーカス機には少々つらい構図だったが、晴天にめぐまれたこともあってA1402Sでも雰囲気はけっこう出ている。全体にくすみ気味なのは残念ながらCMOSのせいだろう。

 次はチューリップを写した作例だ。

 屋外でチューリップを撮影

 赤がちょっと浮き気味でエッジが乱れているところはあるが、鮮やかな写りといっていいだろう。

ホワイトバランスをしっかり調整〜屋内撮影

 屋内の作例は、蛍光灯下のものから見ていこう。

 屋内の蛍光灯下で撮影

 室内のようにコントラストが高くない構図だと、なかなかさわやかな絵を見せてくれる。確かにディテールは曖昧だが、ホワイトバランスはしっかり合っていて普通に使えるクオリティだ。

 次は白熱灯下の作例だ。

 屋内の白熱灯下で撮影

 このように白熱灯下でもホワイトバランスはしっかりと合わせてくる。ただ室内はあまり明るくないので、どうしてもノイズが出やすい。これもざらつきが気になるところだ。

 続いてロウソク灯下で撮った写真を4枚。

 左からロウソク灯下で通常モード、ロウソク灯下で夜景モード、ロウソク灯下で通常モード+ホワイトバランス屋外、ロウソク灯下でフォトライトを点灯させて撮影

 通常モードと夜景モードはほとんど変わらない。夜景モードのほうが若干ノイズが少なく、露出がアンダー気味になるというくらいだ。

 やはりCMOSは暗所が苦手で彩度が落ち、ノイズがかなり増えている。しかもホワイトバランスがきっちり合ったおかげでロウソクの雰囲気が消えてしまった。

 そこでホワイトバランスを屋外(つまり太陽光)に合わせて撮ってみると、赤みがあるロウソクの感じが出た。

 フォトライトを点灯して撮ると、それなりに光が当たっていて全体が明るく撮れる。

 最後にマクロの作例を見てみよう。

 マクロレンズを付けて撮影

 通常モードではあまり近寄れないが、付属のマクロレンズを装着して撮影すると、5−10センチ程度まで寄って撮れる。近距離撮影をしたい人はレンズを常備しておくといい。

やはりCMOSの34万画素ではつらい部分も

 冒頭で書いたように、個人的にはカメラ付きケータイには無理にメガピクセルを載せるより、VGA解像度のほうが扱いやすくていいと思っている。メールでそのまま送れるファイルサイズにおさまるし、PCの画面で見てもそう違和感はないサイズだ。

 ただしそれも“それなりのクオリティがしっかり確保されていれば”の話。メガピクセルケータイがこれだけ出てくると、CMOSの絵では少々不満が残る。サクサク撮れて気持ちいいだけに、ちょっと残念であった。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

過去記事カレンダー