春商戦に向けたauの新端末群が出揃った。新色追加のINFOBARも含めると6モデルのラインアップだ。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「A1402S」、三洋電機製の「A5405SA」や「A5505SA」そして「ANNIN」、東芝製の「A5504T」、日立製作所製の「W21H」の春モデル6機種は、それぞれに個性的な端末だが、機能にはばらつきがあり、選ぶのに苦労するのも事実。ここでは、スペックから買いのポイントを探ってみる。
機種名 | ボディカラー | 発売 |
---|---|---|
A1402S | アクアブルー、スパークイエロー、クリスタルシルバー | 販売中 |
ANNIN | ANNIN | 4月上旬 |
A5405SA | レッド、ホワイト、ブラック | 販売中 |
A5504T | ジェットブルー、ソニックシルバー | 4月中旬 |
A5505SA | シャインゴールド、シャドウパープル | 5月上旬 |
W21H | ムーンシルバー、スターリーブルー | 3月下旬 |
auの春モデルは、3機種が30万画素クラス、3モデルが100万画素クラスのカメラを搭載している。
機種名 | カメラの画素数 |
---|---|
A1402S | 34万画素CMOS |
ANNIN | 31万画素CCD |
A5405SA | 31万画素CCD |
A5504T | 100万画素CCD |
A5505SA | 100万画素CCD |
W21H | 124万画素CCD |
問題は、ここからの選びどころだ。まずは撮った写真を端末でどのように閲覧できるか。メインディスプレイのスペックはこのようになっている。
機種名 | メインディスプレイ | 色数 |
---|---|---|
A1402S | 2.3インチTFT(QVGA) | 26万色 |
ANNIN | 2インチTFT(132×176) | 6万5536色 |
A5405SA | 2.1インチTFT(132×176) | 6万5536色 |
A5504T | 2.2インチTFT(QVGA) | 6万5536色 |
A5505SA | 2.4インチTFT(QVGA) | 26万色 |
W21H | 2.1インチクリスタルファイン液晶(132×176) | 1568万色 |
メガピクセルでQVGA液晶の端末が欲しいなら、A5504TかA5505SAを選ぶことになる。悩むのはメガピクセルをとるか、QVGAをとるかの選択だろう。A1402Sは、カメラは34万画素ながら、ディスプレイは二番目に大きな2.3インチのQVGA液晶。W21Hは、カメラは最高峰の124万画素CCDを搭載しているが、液晶の解像度は132×176ピクセルと、QVGA対応ではない。
次に撮った写真を保存するメモリを見てみよう。
機種名 | データフォルダ | 外部メモリ |
---|---|---|
A1402S | 8Mバイト | - |
ANNIN | 3Mバイト | - |
A5405SA | 3Mバイト | - |
A5504T | 4Mバイト | miniSD |
A5505SA | 10Mバイト | miniSD |
W21H | 16Mバイト | - |
miniSDカードスロットを備えているのはメガピクセル端末のA5504TとA5505SA。PCなどへのバックアップを比較的、楽に行えるのはこの2つだ。W21Hは、メガピクセルながら外部メモリに対応していないが、データフォルダは16Mバイトと春モデルの中では最も大容量だ。
なお、撮った写真を料金を気にせず送受信できるのは、1X WIN対応の「W21H」。A5405SAは、メール送信回数などの上限を設定できる「ジュニアモード」が装備され、端末側の設定で使いすぎを防げる。
またA5405SAは、背面液晶がモノクロのため、自分撮りができないのには注意が必要。ストレート型ボディのANNINも背面にミラーなどは備えていないので、自分撮りには向かない。
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