KDDIは、メガピクセルカメラ、ラジオ機能、電子コンパス、外部メモリ、QRコードリーダ、USBポートを搭載した“全部入り”グローバルパスポート端末「A5505SA」を5月上旬に発売する。ボディカラーは、シャインゴールドとシャドウパープルの2色。
グローバルパスポート端末はこれまで、海外での利用は通話のみの対応だったが、A5505SAは韓国SKテレコムとの業務提携により、韓国でのパケット通信が可能になった。日本にいるのと同様にEZwebへのアクセスや、Eメール送受信、Cメール受信が可能。海外でのパケットローミング先も拡張する予定で、まずは北米での利用可能なエリアを順次拡大するとしている。
Eメールの送受信、EZwebのパケット料金は1.5円/パケット。韓国から日本語で約450文字送信した場合には1通約11円程度になる。Cメールの受信は無料。
なお、現在グローバルパスポートに対応してる国は、韓国、アメリカ(本土とハワイ、グアム、サイパン)、カナダ、オーストラリア、中国(香港)、ニュージーランド、台湾、タイ。
A5505SAは、三洋電機製端末としては初となる100万画素CCDカメラを搭載。マクロ切り替え機能が装備され、QRコードの読み取りも行える。撮った写真は本体メモリのほか、miniSDカードへの保存が可能だ。
本体にはミニBタイプのUSBポート(USB 1.1準拠、USB OTGには未対応)が搭載された。デジタルカメラとプリンタを接続するための規格「PictBridge」対応、USB対応のプリンタとA5505SAを同梱のUSBケーブルでつなげば、端末上でプリントしたい画像を指定して出力することが可能。またマスストレージクラス対応のため、PCとつなげばドライバなしで端末とPC間でデータのやり取りを行える(一部OSを除く)。
冬モデルの「A5503SA」(2003年12月の記事参照)に続いてラジオ機能も搭載。日本だけでなく海外でもラジオを聴くことが出来る。
ボイスレコーダ機能も備えられ、最大20時間までの音声データの録音に対応する。
本体には電子コンパスが内蔵され、EZナビウォーク利用時には常に進行方向が画面の上方向に表示される。
メインディスプレイは約2.4インチ26万色表示のTFT液晶(QVGA)、背面には約1.5インチ6万5000色表示のTFT液晶(120×160ピクセル)が搭載される。背面にはフロントキーが用意され、閉じたままメールやEZwebの閲覧、ラジオの起動やチューニング、スケジュール確認などが行える。
サイズは51(幅)×99(高さ)×26(奥行き)ミリ、重さは約130グラム。EZアプリはBREW対応。
これまでのグローバルパスポート端末は、国内のみで使える端末より、機能が劣ることが多かったが(2003年5月の記事参照)、A5505SAは国内外で遜色なく使える端末になっている。
端末名 | A5505SA |
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サイズ | 51(幅)×99(高さ)×26(奥行き)ミリ |
重さ | 約129グラム |
連続待受時間 | 約220時間 |
連続通話時間 | 約210分 |
メイン液晶 | 約2.4インチ26万色TFT液晶(QVGA) |
サブ液晶 | 約1.5インチ6万5000色TFT液晶(120×160ピクセル) |
外部メモリ | miniSD |
カメラ | 有効100万画素CCD(撮影補助用ライト付き、マクロ切り替え可能) |
着メロ和音数 | 64和音 |
ボディカラー | シャインゴールド、シャドウパープル |
EZアプリ | BREW |
EZナビウォーク | ○ |
着うた | ○ |
文字入力 | Advanced Wnn |
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