米企業の携帯利用、不必要なコストも膨張

» 2004年04月13日 08時07分 公開
[ITmedia]

 調査会社米Yankee Groupが4月12日発表した報告書によると、米国でワイヤレスの音声/データ通信を導入する企業が増え、米国企業が支出した通信費用総額の25%をワイヤレスサービスが占めるまでになった。しかしキャリアとアカウントの管理が一元化されていないため、不必要な経費が膨らんでいると指摘している。

 報告書によれば、大企業のうち48%では携帯電話サービスのアカウントが一元管理されておらず、非一元的な購入と一元化された購入が同時に行われているケースも多い。個人が携帯電話料金を経費として申請するようになっているため、出費の把握はほとんど不可能になっており、報告されないままになっている場合もあるという。

 「ユーザーが増えたことで企業のコストは大幅に増大した。さらに悪いことに、説明責任のなさ、あるいは利用実態と料金プランを照らし合わせて検討されていない実態は、支払いが相当過剰になっている企業が多いことを示すものだ」と、Yankee Groupのワイヤレス/モバイル調査担当執行副社長キース・マリンソン氏は話している。

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