KDDI、地デジ端末を開発〜27日に一般公開

» 2004年05月12日 14時35分 公開
[ITmedia]

 KDDI研究所とKDDIは、NHK放送技術研究所と共同で地上デジタル放送を受信できる携帯電話端末を開発したと発表した。

Photo 「W11H」をベースにした端末。OFDMのアンテナを搭載している
Photo アンテナ、地上波チューナー、OFDM復調器を内蔵

 BMLに準拠しており、通信コンテンツと放送コンテンツの相互連携を実現する。また、位置情報履歴を端末/サーバ間で共有する拡張機能も実装するため、位置情報と連動したコンテンツも提供できる。

 これにより、たとえば通信センターから端末の放送受信機能を自動起動し、緊急警報放送を画面上に表示させることが可能。データ放送から通信にリンクして、災害情報の詳細を取得できる。また、映画などの予告情報番組を視聴中、GPS機能を利用して最寄りの劇場情報を取得することもできる。

 今後は、技術的な検証および“通信放送融合にふさわしいコンテンツ”の開発を目的とした実証試験を行う予定。端末は、5月27日から30日にかけてに開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で出展されるという。

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