総務省は6月8日、2003年度に電気通信サービスでユーザーから寄せられた苦情・相談の概要をまとめ、これを公開した。電気通信消費者相談センターで受け付けた件数は8796件で、前年度に比べ1301件増えた。
苦情・相談などをサービス形態別に分類すると、「携帯電話・PHS」が5519件で最多。前年度の1812件から約200%増と急増している。代わって「国際電話」は、前年度の2285件から約90%減の222件に激減。国際電話事業者の不正接続トラブル対策が、効果を上げたという。
多かった苦情・相談内容は、以下のとおり。有料アダルトサイトなどの情報料をかたった架空請求トラブルが、4119件と突出している。最近では、メールに記載されたURLにアクセスした際、「入り口」などのボタンをクリックすると契約が成立するよう利用規約を定めている事業者もあり(5月25日の記事参照)、注意が必要という。
苦情・相談内容 | 件数 |
---|---|
有料アダルトサイトなどの情報料をかたった架空請求トラブル | 4119件 |
DSLサービス関係 | 360件 |
迷惑メール関係 | 223件 |
国際不正接続トラブル | 173件 |
IP電話関係 | 153件 |
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