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» 2004年06月25日 21時16分 公開

5分で分かる、今週のモバイル事情6月19日〜6月25日

CarlyleのDDIポケット買収で明けたこの1週間。ボーダフォンのダリル・E・グリーン社長の突然の辞任やドコモ新社長の会見など、新体制への移行に関する出来事が目立った。

[斎藤健二,ITmedia]

Carlyle、DDIポケット買収

 週明けの21日、かねてからの報道の通り(5月27日の記事参照)米投資ファンドCarlyle Groupが京セラと組んで、DDIポケットの買収を正式発表した(6月21日の記事参照)。

 買収後もDDIポケット経営陣は続投し、人員についてもこれまで通り。CarlyleはDDIポケットのPHS事業の成長性に期待しており、法人向けデータ通信を中心としてまずは従来通りの路線を推し進める。最終的には早期のIPOを目指す。

ボーダフォンのグリーン社長辞任、ドコモ新社長お目見え

 水曜日にはボーダフォンのダリル・E・グリーン社長の突然の辞任が発表された(6月23日の記事参照)。後任は決まっておらず、取締役会議長を務めるJ・ブライアン・クラーク氏が兼任する。

 辞任の理由は「一身上の都合」としている。しかしボーダフォンは3Gの不振と共に2G(PDC)も伸び悩み、4月には過去最低の純増数を記録(6月7日の記事参照)。シェアも減少するなか、業績不振の引責辞任という憶測も飛び交っている。

 一方で、この半年auに押され続けているドコモも社長が交代。立川敬二氏に代わって社長に就任した中村維夫氏が初の会見を開いた。「プッシュ・トゥー・トークには大きな関心がある。方向としてはやりたい」などと、今後の方針について話した(6月21日の記事参照)。

ツーカーがシンプルなストレート型端末

 夏のボーナス商戦へ向けて各社新製品の投入が盛ん(の記事参照)。「話せてメールができれば十分」をコンセプトとして打ち出すツーカーグループは、アンテナを内蔵したシンプルなストレート型端末「TT41」を発表(6月24日の記事参照)。携帯のあり方が多様化していることを示した。

TD-CDMAが夜明け前

 ドコモやボーダフォンが採用した「W-CDMA」方式、KDDIが展開する「CDMA 1X」に続く第3の3G方式、「TD-(S)CDMA」方式を使ったサービスでも実現に向けて進展があった。

 中国では、TD-SCDMA方式のサービスが2005年6月末までに商用化される模様(の記事参照)。国内でもイーアクセスに続き、ソフトバンクBBがTD-CDMA方式の実験局本免許を取得し、実証実験を始めた。同社はCDMA2000の実験局本免許も取得して実証実験を始める計画だ(6月24日の記事参照)。

さて、来週は?

 ボーナス後の夏商戦真っ盛りということもあり、各社から新製品が続々発売される。

 ドコモは7月1日に、名刺サイズのiモード端末「premini」を発売(6月24日の記事参照)。高機能化の路線では、KDDIが世界初の320万画素カメラ付き「A5406CA」を6月末に(6月23日の記事参照)、ボーダフォンも世界初の光学2倍ズーム付き「V602SH」を6月末以降に発売する予定だ(5月11日の記事参照)。

 ドコモが「おサイフケータイ」として世に問う、非接触ICチップFeliCaを搭載した「iモードFeliCa対応端末」も7月中には投入される見通しになっている(6月17日の記事参照)。

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