進化したムービースタイルの「P900iV」〜5つの新機能(1/2 ページ)

» 2004年06月30日 13時04分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 FOMAが普及するきっかけになった「P2102V」(2003年3月の記事参照)は、ビデオカメラのように液晶を回転させる「ムービースタイル」が特徴だった。このスタイルを進化させ、900iシリーズの基本機能を搭載、動画機能を強化したのが「P900iV」(6月1日の記事参照)だ。

 独特の撮影スタイルが特徴のP900iV

 ムービースタイルはP2102Vからどのように進化したのか、P900iVならではの機能はどんなものなのか──。新機能を中心に見ていこう。

左右非対称のデザイン

 P900iVは、左右非対称のデザインがポイントだ。左側面のレンズ下からサイドボタンにかけてのラインが斜めになっている。これは、ビデオカメラのようなデザインを意識したもので、ムービースタイル時の握りやすさにもつながっている。

 ボディデザインだけでなく、ダイヤルキーやソフトキーも左右非対称にするなど、こだわった部分だという。

 左右非対称がポイントの「P900iV」。カメラは有効画素数195万画素のCCD。P506iC(6月16日の記事参照)と同じCCDを使っているという


 レンズ回りのパーツにはアルミを採用。レンズの下には「2.0 MEGA PIXELS」の刻印が光る。マクロ切り替えスイッチはレンズの上に装備。背面にはヘアライン加工が施された。P2102Vに付いていたレンズカバーは装備されていない

進化したムービースタイル

 P2102Vからの大きな変更点は、ズームボタンを兼ねていたシャッターボタンが別ボタンになったことだ。「P2102Vでは、“ズームしていたら止まる”などの誤動作があったが、今回は別ボタンなのでその心配がなくなった」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ営業企画グループ営業企画チームの野村幸司氏)。

 左がP900iV、右がP2102Vのシャッターボタン。P2102Vでは、ズームボタンの押し込みがシャッター機能に割り当てられていたが、P900iVでは別ボタンになった

 ビデオカメラのように撮影できるムービースタイルは、P900iVでさらに進化。ユニークなのは、ヒンジ部にスイッチが入った点だ。液晶を回転させてムービースタイルにすると、自動的にカメラが起動。カメラボタンを押すことなく、すぐに撮影を行える。ここでレンズ下のモードボタンを押せば、動画・連写への切り替えが可能だ。

 ムービーモード起動時(左)と撮影直後(右)。再生や保存、確認はサイドキーで行える


 連写モード起動時(左)と撮影直後。横長の画面で撮影結果を確認できる

 ムービーははP2102V同様、ハードウェアエンコードされるため、「P900i」のソフトウェアエンコードに比べてきれいな動画を撮影できる。動画処理用には松下電器産業製の「Marvie 3」というMPEG-4処理チップを搭載。P2102Vより質の高いムービーを録画・再生できるという。もちろんテレビ電話の画質もきれいだ。

 Marvie 3を生かした機能の1つが「αブレンド機能」。撮ったムービーに静止画を合成して編集できる機能だ。静止画は3種の透過設定に対応。スライドイン/アウト、フェードイン/フェードアウトの効果をかけられる。1回の編集で5枚までの静止画を合成できる

 ムービー撮影も、フレームレートが15fps、ビットレートが1MbpsのQVGAサイズに対応。テレビやビデオなどの対応機器で録画した動画は、QVGAサイズの30fps(ビットレートは1.5Mbps)のものを再生可能だ。「VHSの3倍速モードで録画したものと同レベルの画質と一般的には言われているクオリティ」。

 もう1つユニークなのは、ムービースタイル撮影時のマイクだ。背面のiモードエンブレムをよく見ると、小さな穴が開いている。実はこれがマイクで、このスタイルでのムービー撮影時には、受話口のマイクではなく背面のマイクが働くように設定されているという。「カメラとマイクの面が同じ向きなので、映している被写体の声を拾える。このときには通話スタイル時のマイクは働かないよう、自動的に切り替わる。

 iモードエンブレム部分にマイクを装備。カメラと同じ方向にマイクがあるため、被写体の声をきちんと拾える
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