日本でもW-CDMA対応の「Nokia7600」が発売されたことで、海外と同じ端末が日本で使える時代がやってきた。冬には「Nokia6630」の発売も予定されており、Nokiaの日本市場への再参入の動きも活発化しそうだ。海外では豊富なラインアップを揃えるNokia、現行機種から各型番の意味を調べてみた。
Nokiaの型番は一部の例外を除いてすべて4桁の数字で表記される。1000番台の数字は主に販売ターゲット別の分け方になっている。
型番 | ターゲット |
---|---|
1000 | 入門層向け |
2000 | 若者向け(低機能、ファッショナブル) |
3000 | 若者・一般向け |
5000 | アクティブ系 |
6000 | ビジネス向け |
7000 | 最先端モデル |
8000 | 高級モデル |
9000 | Communicator |
すなわち1000番台の数字は機能別の区分ではない。この数字を見るとどの層を狙った商品なのかが分かる。例えば同じ手書き入力対応の3108と6108では、前者が若者向け、後者がビジネスユーザー向けとなっている。
100番台の数字は、以前は機能などの区分けに使われていた。例えば「600番台ならSymbian OS(Series 60)搭載のスマートフォン」といった具合だ。しかし最近は機種が増えすぎ空いている番号がないこともあってか、100番台の数字だけでは端末機能は判別できなくなってきている。
10番台の数字は新機種ごとに増加していくのが一般的だったが、最近はこれもそうとはいえなくなりつつある。とにかくNokiaは機種数が多いため、100番台、10番台の数字だけでは端末区分は見分けられなくなってきている。
そして最後の末番の数字は、主に北米で電波方式の区分けに使われているようだ。
以下、NokiaのGSM端末をメインに、各シリーズの特徴を探ってみた。
1000シリーズは通話機能に絞った入門機。主にアジアやロシア、インドなどの新興マーケット向けに出荷されており、低価格で販売されている。なお入門機であっても作りはしっかりとしている。
2000シリーズも低機能端末だが、端末デザインに特化しており、ファッショナブルな端末を求める若者向けに価格を抑えて販売されている。
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