Push-to-Talk【ぷっしゅ・とぅ・とーく】

» 2004年08月23日 15時18分 公開
[江戸川,ITmedia]

 Push-to-Talkは、“押して”“話す”というトランシーバのような通話スタイルを実現するための技術、およびサービスのこと。携帯電話のように相手の電話番号をダイヤルするのではなく、通話可能な相手を選択しボタンを押すことで、わずか数秒で接続できる。

 相手との接続後は通話用のボタンを押している時間だけ、相手に音声を届けることができるが、ボタンを押している間は相手からの声は聞こえない。つまり会話を行うためには、お互いに短いやり取りでボタンを押したり離したりする必要がある。

 また、1対1のやり取りだけではなく、グルーピングした複数の相手との同時接続も可能。この場合は、ボタンを押している端末からの音声が、残りの全端末に送信される。ちなみに、データ遅延の問題があるため、同時に2人以上の音声を送ることはできないようになっている。

 Push-to-Talkは、インターネットプロトコルを利用してデータ通信網で通話を行う、いわゆるVoIPの1つであり、携帯電話やPDAといった携帯端末向けに開発されている。特に、携帯電話向けに標準仕様として固まったのが「Push-to-Talk over Cellular(PoC)Phase One」で、業界団体であるOMAによって標準化が進められている。

 通常の回線交換方式と違ってデータ通信網を使うため、通話コストが安くなることから、利用者にとってのメリットも大きい。既に米国を中心としてPush-to-Talkは普及しており、世界的にも徐々に広がりを見せている。日本ではNTTドコモを始めとして、複数の携帯電話メーカーが同機能の搭載を検討している段階だ。

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