関西地区でアステルPHSサービスを提供するケイ・オプティコムは8月25日、9月30日をもってPHSの音声サービスを終了すると発表した。他社のアステルPHSも関西地域で利用できなくなる。
同社の音声ユーザーは約7万人。うち、解約に同意したユーザーが5万9000、テレメトリング用途などが2300、他社への移行に同意したユーザーが8000を数える。他社への移行については、ケイ・オプティコムが端末代金などのイニシャルコストを負担する。
なお約16万ユーザーが利用するデータ通信カードを使ったインターネット接続サービス「eo64エア」については、従来通りサービスを提供する。
アステルPHSサービスは、全国で54万契約を抱えるが、各地域で撤退が始まっている。既に北海道、九州地方、北陸でサービスが終了。中部、中国、四国でも、サービス廃止を前提として新規受付を停止している。
ケイ・オプティコムは24万契約を抱え、アステルグループ最多の契約者を抱える。
なおアステル沖縄と鷹山(東京地区)はDDIポケットとのローミングを行うことで、全国での利用を維持する計画となっている(7月26日の記事参照、8月17日の記事参照)。
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