四国でアステルPHSサービスを提供しているSTNetは7月28日、新規申し込み受け付けを終了した。将来的にアステルPHSサービスを終了する。
「携帯電話サービスの低料金化や多機能化によりお客さまの減少傾向が続いている。他アステルグループの相次ぐ撤退により全国サービスが維持できなくなっている」とSTNetは理由をコメントしている。
アステルPHSサービスは、既に北海道、九州地方、北陸でサービスが終了。関西、中部、中国でも、サービス廃止を前提に新規受付を停止している状況だ。
各社の相次ぐ撤退により、全国サービス網は機能しなくなっている。関東でサービスを提供する鷹山と、沖縄でサービスを提供するアステル沖縄は、DDIポケット網を使ったローミングを行うことで、かろうじて全国サービスを維持していく予定だ。
STNetは6月末時点で2万5400の契約者を持ち、わずかながら毎月契約者が減少を続けていた。
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