関西でもアステルPHS撤退へ〜「eo64」は継続

» 2004年04月02日 13時29分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 関西電力系のケイ・オプティコムは、音声PHS電話から撤退する。定額制のデータ通信サービス「eo64」は継続するが、音声サービスについては新規申し込み受け付けを停止すると共に、将来的にはサービスを終了する方向で検討を始めている。

 「他の電力系でもPHSを終了し始めている。いつまで継続するか検討している」(ケイ・オプティコム)

 新規受付停止時期やサービス終了の時期は確定していない。

 アステルグループのPHSからは各地で撤退が相次いでいる(2003年11月の記事参照)。グループ全体では約66万の契約者を抱えるが、毎月1万人のペースで契約者が減少している。約30万とグループ内で最大の契約者数を持つケイ・オプティコムが将来的な終了を明かしたことで、さらなるユーザー離れも懸念される。東京電力から事業を受け継いだ鷹山も新サービスの開発に時間がかかっている(3月31日の記事参照)。

地区運営会社2月末時点の契約者数状況
北海道北海道総合通信網27003月にサービス終了
東北東北インテリジェント通信1万9900
東京鷹山13万900
中部中部テレコミュニケーション5万2200
北陸北陸通信ネットワーク79002003年11月新規受付停止
関西ケイ・オプティコム30万8400音声サービスを将来的に終了
中国エネルギア・コミュニケーションズ6万3600
四国STNet2万7600
九州02003年11月サービス終了
沖縄アステル沖縄4万9500
アステルグループ小計66万2700

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