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» 2004年10月06日 21時55分 公開

smartSD【すまーとえすでぃー】

SDカードに非接触通信可能なICチップを内蔵。MOPASS準拠の“SDカード上位規格”が登場。

[江戸川,ITmedia]

 smartSDは、SDアソシエーションで規定されたモバイルコマース拡張仕様に基づいた、SDメモリーカードの上位互換規格。大容量フラッシュメモリをセキュアな領域として利用できるほか、ICカードアプリケーションとしてMOPASS(モーパス)コンソーシアムで規定されているMOPASSカード仕様に準拠している。

 smartSDの最大の特徴は、FeRAMを使った非接触ICカードを内蔵している点。FeRAMとは、強誘電体を利用した高速書き込み、および高速書き換えに対応した不揮発性メモリの一種。

 コネクタ部のピン配列などは、これまでのSDインタフェースそのものであるため、既存のSDカードスロットを持つ製品への挿入が可能になる。非接触ICカードを利用するためには別途アプリケーションが必要になるが、メモリカードとしてならば、いずれの製品でもそのまま使用できる。

 非接触通信インタフェースはマルチプロトコルに対応し、ISO/IEC14443 TypeB(用語参照)と、JICSAP2.0高速コマンドをサポートする。したがってFeliCaとの直接の互換性はないものの、その機能はFeliCaとほぼ同等。FeliCaチップを製品に内蔵してしまうドコモの「おサイフケータイ」と比べると、複数の製品で同じチップを使いまわせるというメリットがある。

 smartSDにはSDメモリーカードタイプのほか、miniSDの仕様に合わせたタイプがある。ドコモのFOMAなどが採用しているminiSDだけに、smartSDによるおサイフケータイの実現も現実味を帯びてくる。

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