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» 2004年10月20日 03時10分 公開

画質はどのくらいか?(モバイル放送編) 1セグ放送&モバイル放送・徹底比較(1/2 ページ)

モバイル放送の画質も、数百Kbpsレベルになる様子。コーデックにはH.264ではなくMPEG-4を採用する。

[杉浦正武,ITmedia]

 “移動体向け放送サービス”を比較する特集「1セグ放送&モバイル放送・徹底比較」、昨日に引き続き画質面をチェックする。モバイル放送の画質はどうなのだろうか。

 まず、モバイル放送を技術面から説明しておこう。同サービスでは、日本を含むアジア・太平洋地域に「衛星デジタル音声放送サービス」として割り当てられた周波数帯である2.6GHz帯を利用。帯域幅としては、25MHz幅を利用する(2003年11月6日の記事参照)

 米国では、既に同様の衛星放送サービスが提供されているが、こちらは2社で12.5MHzずつを分け合っている。具体的には、SIRIUS Satellite Radioが2.320G〜2.3325GHzを、XM Satellite Radioが2.3325G〜2.345GHz帯を利用するかたち。それぞれ、音楽主体のサービスを展開している。

 当然ながら、帯域を潤沢に使えたほうが映像のクオリティが上がるわけで、1社で帯域を独占する日本のモバイル放送は恵まれた環境ともいえる。ちなみに、地上デジタル放送は13セグメントで6MHz幅を使用している。

 それでは、25MHz幅を利用するとどのぐらいのビットレートが稼げるのか。モバイル放送の事業推進統括部、統括部長代理の山口慶剛氏は「7.2Mbps」だと話す。

 もちろん、誤り訂正符合などの兼ね合いでこのすべてを利用できるわけではない(10月19日の記事参照)。それでも「7割ぐらいは使うことができる」(同氏)という。数字に直せば約5Mbpsとなる。

 モバイル放送では映像サービスと音声サービスがある。このため、総帯域を2種類のサービスで分け合うことになる。映像チャンネルは平日で6チャンネル用意されているため、単純に5Mbpsを2で割って、6チャンネルに分けると「400Kbps程度」(山口氏)ということになる。

 ちなみにモバイル放送では、具体的なビットレートを公表していない。「番組によっても使う帯域幅が異なる。たとえば動きの少ないものは低ビットレートになる」(同社広報部)ためだ。

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