画質はどのくらいか?(モバイル放送編) 1セグ放送&モバイル放送・徹底比較(2/2 ページ)

» 2004年10月20日 03時10分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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映像コーデックはMPEG-4を採用

 モバイル放送では、変調方式にCDM(Code Division Multiplex)を採用している(2003年11月6日の記事参照)。映像コーデックは、MPEG-4。1セグメント放送ではより圧縮率の高いH.264を採用しているが(10月19日の記事参照)、モバイル放送はMPEG-4の採用に留まっている。

 もっとも、モバイル放送でもH.264の採用が検討されている。H.264では端末開発側の負荷が高まるのが問題だが、各社とも研究を進めている段階(10月4日の記事参照)。今後、同分野の研究成果がモバイル放送に生かされてくる可能性もありそうだ。

免許による画質の“縛り”も

 平均して400Kbps、MPEG-4というクオリティで映像を伝送すると思われるモバイル放送だが、より広帯域の映像を提供することはできないのか。モバイル放送関者の話を聞く限り、「あまり高ビットレートの映像を伝送するわけにもいかない」という問題もあるようす。

 モバイル放送は2004年5月に放送衛星局の本免許を取得しているが、このとき「音声を中心とし、文字、図形、簡易動画などのデータを提供する」という条件で免許を取得している。

 このことからも分かるように、もともと2.6GHz帯は地上波放送(あるいはCS放送など)のようなクオリティの映像を流すために用意された帯域ではない。このため「簡易動画」として想定された域を越えるサービスは提供できない……という縛りがある。

 たとえば「QVGAで15fpsの動画ならいいが、VGAで30fpsの動画を流すわけにはいかない」(モバイル放送)。とはいえ、モバイル機器向けには十分なクオリティの動画を配信したい――という状況下で、サービスを提供することになるようだ。

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