BluetoothのCSR、携帯用無線LANチップ発表(2/2 ページ)

» 2004年11月11日 23時42分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]
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携帯のほか、MP3プレーヤーやデジカメにも

 UniFi-1 Portableのほか、IEEE 802.11a/b/gに対応する「UniFi-1 Enterprise」「UniFi-1 Consumer」も同時に発表された。ソフトウェア開発用のUniFi-1 Enterpriseは13×13ミリ、MP3プレーヤーやデジカメなど、家電搭載用のUniFi-1 Consumerは8×8ミリとなる。

チップ名 パッケージ サイズ 主な用途 備考
UniFi-1 Enterprise LFBGA 13×13ミリ ソフトウェア開発 フラッシュメモリ内蔵、SDIO/PCIインタフェース
UniFi-1 Consumer BGA 8×8ミリ mp3プレーヤー、デジカメ、DVなど フラッシュメモリ内蔵、SDIOインタフェース
UniFi-1 Portable CSP 5.8×6.4ミリ 携帯電話 SDIOインタフェース

 いずれも0.13μmルールのCMOS技術で作られており、2004年第4四半期にサンプル出荷、2005年中旬までに量産開始を予定している。

UniFi-1シリーズはいずれも、0.13μmルールのCMOS技術で作られている。MAC、RFともに1チップ上に集積した、シングルチップ構成になっている

第3世代ではARMコアを搭載予定

 UniFi-1シリーズは2005年の第4四半期に第2世代「UniFi-2」、2006年の第2四半期に第3世代「UniFi-3」が登場予定だ。UniFi-1では自社製のプロセッサが搭載されているが、第3世代では、ARMコアのプロセッサが採用され(ARMコアについての記事参照)、ユーザーアプリケーションが使えるようになるという。

UniFiシリーズのロードマップ

 また「Bluetoothとのデュアルチップは予定していないか」という問いに対し「顧客からリクエストがあれば考えるが、携帯電話でBluetoothと無線LANを一緒に使うシーンは考えにくい。また、2.4GHz帯のBluetoothと、2.4GHz帯の無線LAN(IEEE802.11 b/g)では利用する帯域が近いので、クロストーク(信号が漏れて混ざること)が心配。もしやるとしても、2チップにすることになるだろう」(マシュー・フィリップス氏)と答えた。

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