第5回  スクラッチパッドへのデータ保存とダウンロードファイルの処理90Xi専用ゲームiアプリ開発講座(3/4 ページ)

» 2004年11月15日 22時22分 公開
[澤橋辰典・武上将樹,ITmedia]

os = Connector.openOutputStream(SP_POS + SP_IMAGE_DATA);
os.write(byteData);
os.close();

 これでイメージのサイズとデータがスクラッチパッドに保存されるので、以降は次のようにして画像を読み込んでいく。

MediaImage mi = MediaManager.getImage(SP_POS + SP_IMAGE_DATA);
mi.use();
img = mi.getImage();

 通信をするときもJAMファイルを変更する必要がある。これにはUseNetworkという項目に文字列"http"を記述する。

小さな画像の結合

 今回画像として32×32ピクセルの画像を72枚用意した。しかし、これらを個別にダウンロードしようとすると、各ファイルのヘッダなどで無駄にサイズが増え、さらに通信がファイルごとに接続・切断を繰り返すために、かなりの時間がかかることになる。そこで、今回は72個の画像ファイルを並べて、一枚の画像ファイルとしてダウンロードする方法を紹介する。

 ここから各画像を表示するときに、drawImageの部分描画版を使用すればいい。

Graphics.drawImage(Image image, //元画像
     int dx,//描画先X座標
     int dy,//描画先Y座標
     int sx,//画像参照X座標
     int sy,//画像参照Y座標
     int width,//画像参照幅
     int height); //画像参照高さ

ゲームアプリへの応用

 以上を踏まえた上で、今回の処理をゲームに応用してみよう。

http://www.apcon.jp/itmedia2004/05/Card.php

 今回のプロジェクトはここからダウンロードできる。今回はresフォルダをなくし、サーバにアップするためのremote_resフォルダを代わりに用意した。画像は木偶工房さんのものを使用させて頂いた。さらに、実際の端末でアプリを動かしてみたいという方のために、アプリをhttp://www.apcon.jp/itmedia2004/05/Card.phpからダウンロードできるようにしてある。アドレスを携帯端末に送信してダウンロードすると簡単だ。

※11月16日15時時点、スパイシーソフトのサーバメンテナンスのため、ダウンロードが一時的に行えなくなっておりましたが、16時に復旧しました。なおURLを変更させて頂きました。

 まず、起動してすぐにスクラッチパッドの先頭バイトを読み込む。

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