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» 2004年11月25日 19時23分 公開

Hutchison 3G、W-CDMAの新機種を投入

世界7カ国で3Gを展開するHutchison 3Gは、11月からW-CDMAの新機種を順次投入する。欧州ではVodafoneが3Gを本格開始しており、先駆者Hutchison 3Gが迎え撃つ。

[山根康宏,ITmedia]

 Hutchison 3G(ハチソン)は11月からW-CDMA/GSMの新機種をリリースする。各国のHutchison 3Gから順次発売される予定。いずれの端末もテレビ電話、ストリーミングビデオ再生に対応する。

 NEC製「338」はエントリー向けモデル。背面ディスプレイや外部メモリを省き、93.5×47.0×23.6ミリと現行のW-CDMAモデルとしては最小サイズを実現している。

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 ヒンジ部には2倍デジタルズームに対応した30万画素カメラを搭載しており、内蔵メモリは17Mバイト。赤、シルバー、黒の3色が用意される。

 韓LGエレクトロニクス製の「U8130」はオーソドックスな折りたたみ式で、現行モデル「U8120」のデザイン変更とバッテリー強化モデル。

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 メインディスプレイは220×176ピクセル、6万5000色のTFT液晶。背面には96×64ピクセルのモノクロ液晶を備える。カメラは338と同様に回転式の30万画素。外部メモリスロットはなく、内蔵メモリは28Mバイト。

 Motorolaからは「C975」「A1000」「E1000」の3機種がリリースされる。

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 C975は、ツインカメラを搭載したシンプルなストレートモデル。スピーカーフォンやテレビ電話機能を備える。外部メモリはT-Flashカードを採用し、最大256Mバイトに対応する。

 OSにSymbian UIQを搭載したA1000は、現行モデル「A925」を大幅に小型化した後継機。

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 タッチスクリーンディスプレイを備えたスマートフォンで、デュアルスピーカーと120万画素カメラ、Bluetoothを備えている。外部メモリはA925のSDカードから、T-Flashカードに変更された。Microsoft Office文書やPDFの閲覧が可能な「Picsel Document Viwer」を内蔵している。

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 E1000は、ディスプレイ周りに操作キーを配置したユニークなデザイン。QVGAサイズ・26万色のディスプレイ、120万画素カメラを内蔵している。Push-to-talkにも対応し、BluetoothとT-Flashメモリスロットを搭載する。

 E1000はVodafoneからも同モデルが発売されるが(9月22日の記事参照)、細かい仕様が異なる予定だ。

新機種投入でVodafoneを迎え撃つHutchison 3G

 Hutchison 3Gは2003年に英国でサービスを開始して以来、欧州を中心に世界7カ国でW-CDMAサービスを展開している。香港以外の地域では後発の新規参入事業者であり、またW-CDMAという新しい方式を採用したことから当初は新規ユーザー数が伸び悩んだ。

 しかしW-CDMAのサービスが少しずつ認知されてきたことや、電池の持ち時間やサイズなど、ユーザーが満足できる端末が出揃ってきたことにより、ここにきて契約者数は増加傾向にある。

 今回新機種を追加したのは、11月中旬からVodafoneが欧州7カ国でW-CDMAサービスを本格的に開始したことへの対抗策でもあるだろう。特に英国やイタリアでは、両社のW-CDMAサービス同士が直接競合する。Hutchison 3Gは既発売機種(サービス国により3〜5機種)と今回の新しい5機種、Vodafoneヨーロッパは9機種を投入予定。欧州でもこれからW-CDMA事業者同士の競争が始まりそうだ。

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