ボーダフォンから登場した「nudio」(ヌディオ)は、デザインにこだわったハイエンドPDC端末(10月4日の記事参照)。デザイン端末でありながら、メガピクセルカメラやminiSDカードスロットを備えるなど、デザインと機能を両立させたのがウリだ。
そんなnudioの携帯電話としての使い勝手を見ていこう。
nudioはPDCのパケット対応機で、今夏から始まったPDC向けの各種新サービス(5月12日の記事参照)に対応している(カラオケ機能を除く)。
デザイン携帯としては「KOTO」(4月22日の記事参照)に続く2モデル目。KOTOは普及モデルの3シリーズだったが、nudioはPDCのハイエンド機として今夏に登場したばかりの「V601T」(5月10日の記事参照)をベースにしている。
2.2インチのQVGA液晶や130万画素CMOSカメラを備え、パケット通信、256KアプリV2、着うたに対応。V601Tと同様、モノラルながら口径20ミリのフロントスピーカーも装備している。
側面のminiSDスロットカバー、イヤホンマイクジャックカバー、ボタン類もすべてボディと同じ質感のもので統一し、一体感を損なわないよう配慮している。
ダイヤルキー面のデザインにもこだわりが見られる。ボタンは円をベースにしたもので、方向キーを取り巻くようにソフトキーをレイアウト。数字キーは円を上下に分割したデザインだ。暗い場所ではボタン部のみがバックライトを透過して浮き上がるように光るという凝りようだ。
数字キーはソフトキーが多い分、スペースは縦方向がつぶされたように感じる。しかし実際にはほかの端末と比べて、特に縦のキーピッチが狭いことはない。スクエアデザインのボディを生かし、縦に長くボタン配置をしているので錯覚を起こすのだ。上端と下端のボタンの間隔は確かに若干広めだが、デザインを優先して操作性が犠牲になっているわけではない。
東芝端末の特徴ともいえるのが、方向キーの上に並ぶ3つのソフトキー。ボタンへの機能の割り当ては、他社端末と比べてオリジナリティが強い。
発着信履歴、アドレス帳、設定が4方向キーのそれぞれに割り当てられ、メニューやスケジュール、ショートカットメニューボタンを独立させているのが特徴。例えばスケジュールボタンは、Eメール閲覧やWebアクセス中はフォントサイズの変更に割り当てられ、ワンタッチでフォントサイズが変更できる。
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