IM&Tは12月14日より、紙に書いた手書きのメールを携帯で送れるデジタルペン(アノトペン)を、「手書きメール」という名称で販売開始した。専用紙とのセットで、価格は2万9800円。
アノトペンは、スウェーデンのAnotoが開発したデジタルペン。ペンの先に付いたカメラで、専用紙に書かれた手書きの筆跡を読み取る(2002年4月26日の記事参照)。デジタルペンの中に蓄積された手書きデータは、Bluetooth経由で携帯に送られてJPEGデータ化される。それをメールの添付データとして送信する仕組みになっている。
デジタルペンと携帯との間がBluetoothで接続されているため、手書きメールの送信にはBluetooth携帯が必要になる。対応機種は、au「W21T」「A5504T」、ドコモ「F900iT」、ボーダフォン「902SH」「802SH」「802SE」「702NK」「Nokia 6650」。
実際の専用紙に書くときは黒インク1色で書くが、専用紙の上をタップすることで、ペンの太さは4種類、色は5色で書き分けられる。送信先のメールアドレスは、設定用紙を使って10カ所まで登録できるので、携帯を操作せずにメールを送れるのがメリット。携帯の操作に慣れない人でも携帯やPCにメールを送れる。
セットの内容は、デジタルペンが1本、メール用紙50枚と設定用紙のセットが4冊、ほか付属品で2万9800円。追加の用紙は、4冊と替え芯1本で2100円となっている。手書きメールのサイトか、0120-535040のフリーダイヤルから申し込める。
デジタルペンと専用紙は日立マクセルが製造して、IM&TにOEM供給している。これまでにも学習塾の採点システムや(3月4日の記事参照)、顧客情報の登録システム(6月23日の記事参照)で採用されていた。
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