ボーダフォン Vアプリ部門のグランプリは、ファンタジー世界を舞台にしたRPG「InQuestOfPower」。携帯アプリとしては初期から存在し(2002年12月2日の記事参照)、その完成度が評価されている。
作者のもぶえ氏にコメントをいただいた。
ITmedia 各社のアプリ仕様について評価しているポイントと改善してほしいポイントを教えてください。
各キャリアの共通的な機能しか使わないように心掛けているので、評価している点は特にはありません。改善の要望としては、各キャリアで音に関して共通で使える「データ形式」「API」があれば良いなと思いました。ドコモでは、今回MIDIが再生できるようになって嬉しいです。でも機種によって音色が違うので、音が変な機種は寂しい。不満な点は特にありません。あえて挙げるならアプリ本体とスクラッチパッドの合計で500Kバイトにしてほしい
auのPhase3は評価しています。でもJavaはもう終わり……。Javaがなくなることが不満。あと、レコードストアが10Kバイトは小さい。
ボーダフォンは、アプリ本体の容量が大きいのでアイデアが盛り込める。Javaアプリで使用するヒープメモリをもっと大きくしてほしい。
ITmedia 今回受賞されたアプリ開発で、工夫した点、苦労した点を教えてください。
アプリの容量オーバーの対策に苦労した記憶があります ヒープメモリの少ない機種でも動作するようにいろいろと悩みました。
ITmedia 今回のアプリのアピールポイント、今後の機能追加予定などを教えてください。
選択キーの連打で戦闘もテンポ良く進められると思います。でも、通常のメッセージの時も連打し過ぎて、大事なメッセージを見落とさないでくださいね。
Vアプリの新人賞となったのは、古典的名作「Rogue」をベースとしたRPG「Mobile RogueLike」。イマドキのゲームらしくグラフィックスが書き込まれており、ほかのRogue系ではあまりない装備の合成が可能になっている。
作者のuni-que氏にコメントをもらった。
ITmedia 各社のアプリ仕様について評価しているポイントと改善してほしいポイントを教えてください。
iアプリに関してはユーザーの多さが魅力ですね。独自仕様と機種依存の多さが開発者としては辛いところです。EZアプリは、BREWの普及で(一般アプリの)市場が急激に縮小しているのが気になります。アプリ公開の敷居も低く、3キャリアで最も開発し易いだけにJava復活が望まれるところです。今回受賞したVアプリですが、仕様はEZアプリとほぼ同じで楽だったのですが、公式登録や審査で公開まで手間が掛かるのが難点だと思いました。
ITmedia 今回受賞されたアプリ開発で、工夫した点、苦労した点を教えてください。
初めてのJava+携帯アプリということで、ほとんどが行き当たりばったりの仕様だったりします。容量不足にはかなり苦しまされ、独自の画像圧縮ルーチンを組んだりしました。
ITmedia 今回のアプリのアピールポイント、今後の機能追加予定などを教えてください。
アピールポイントはシンプルだけど奥深いゲーム性、コレですね。 結局容量不足でストーリー性がなかったり、完全スタンドアロンになってしまった点を今後の改善点として頑張っていきますのでよろしくお願いします。
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