携帯フィギュア、ヒットの裏に秘めた「こだわり」(2/3 ページ)

» 2005年01月21日 13時53分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 Mobile Figure CollectionのP900iでは、カバー部を引っ張るととれるように設計してある(下写真参照)。カスタムジャケットのフィギュアさえあれば、本物さながらにジャケットを着脱して楽しめる。

 そこでパナソニック モバイルのカスタムジャケット販売サイト「ReMOLde」で、カスタムジャケットの20種類・全色に対応したフィギュアを用意。ジャケット購入のおまけとして、フィギュアをつけるという取り組みを行った。

PHoto ワンタッチで取り付け可能。何度も付け外ししていると、さすがに少し緩くなってくるため注意が必要だ

 シャープから、「SH901iC」の販促として同色のフィギュアをつけたいと申し出を受けたこともあった(2004年11月26日の記事参照)。「営業の方が気にいったようだ」

もうけを、そのままつぎこんで第2弾づくり

 その後、重戸氏は第2弾として「premini」のフィギュアなどを含む「Mobile Figure Collection II」を企画する。今度は、デザイン設計にCAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)を導入した。

 CAD……といってもピンとこない人もいるかもしれないが「要は、人間ドックで使うような装置に製品を入れると、レーザーをピーッとあてる。どこがどういう形状で、ここが何ミリへこんでいる、と分析して、そのままフィギュアの製図を作ってしまう」(同)。高価な機械だが、これを導入することで手作りではなく、完全に40%スケールのフィギュアが作れるようになった。

 文字の印刷にもこだわった。実際に第2弾のフィギュア本体を見ると、非常に細かい文字が印刷されていることが分かる。「文字がつぶれると格好悪いので、新しい印刷機を入れた。結局、第1弾の利益を飛ばすぐらいこだわってしまった」(笑)

第2弾の「SO506iC」フィギュア。本物同様「MEGA PIXELE」といった文字がプリントされている。これが実に細かい

 12月10日にリリースされた第2弾(2004年11月29日の記事参照)はそれほど広報活動をかけなかったものの、現在パッケージが16万個販売済み。ガチャガチャ向けには、30万個を受注している。

 現在は、4月にリリースされる第3弾を製作中だ。ここではさらに、塗装に工夫している。

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