QRコードは難しい?Mobile Weekly Top10

» 2005年01月27日 21時59分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 ここ最近の新機種ラッシュを反映して、トップ10入りした記事のほとんどが新機種の話題。端末担当は嬉しい悲鳴をあげている毎日だ。

 ところで先日、とあるお店でランチを食べていたら、隣のグループの話し声が聞こえてきた。

 「俺、ITmediaに記事が上がって、すぐに落としたんだよ。でもすぐにつながらなくなっててさ……」

 何の話だろうと思ったら、「1500万ダウンロードと発表してしまったけど数字が間違ってました」の一件ですっかり有名になった、iモード向けフルブラウザ「Scope」のことらしい。

 グループの皆さんは相当な携帯好きとみえ、その後もずーっと携帯の話題で盛り上がっていた。お店は空いていたし席は近いし、しかも話の内容が面白いしで、聞いては悪いと思いつつ、つい話を聞いてしまった。

 Scopeとjigブラウザどちらがいいか、とか、記者も参加したくなるような話題もあったのだが、思わず(心の中で)唸ったのがQRコードの話。

 話し主によると、彼の友人がQRコードを取りこもうとするところを見ていたら、とても面白かったのだという。その友人氏、まずQRコードをカメラで撮影しようとしたがピントが合わず、何度も撮り直したらしい。しかもどこにもデータが送られる様子がない&Webサイトにアクセスする気配がないので、赤外線で友人の携帯にQRコードの写真を送っていたのだそうだ。

 ピントが合わなかったのはおそらくマクロにするのを忘れたのだろうし、カメラメニューのなかに「QRコードを取りこむ」という項目があるのを知らなかったから、QRコードの写真を量産してしまったのだろう。赤外線で友人に写真を送ったのも、何もアクションがないことに不安を感じ、苦し紛れに思いついた策だろう。

 記者も初めてFOMAでQRコードを使ったときは「どうしてこんなところにメニューがあるんだろう」「ホントにこれでいいのかな?」と内心ドキドキしたのを覚えているから、その人の気持ちはよく分かる。URLを入力するよりもQRコードを撮影するほうが簡単とはいえ、やり方が分からないのもむべなるかな。せめてローエンド向け端末くらいは、「QR」と書かれたボタンがあってもいいと思うのだが。

 ……なーんてことを考えていたら、隣のグループは食事を終えて去っていってしまった。話を聞いてしまってゴメンナサイ。でも、話の端々にITmediaの名前が出てきて「ああ、読まれているのだなぁ」としみじみ感動。“明日もみなさまのお昼の話題になるような記事を書くべくがんばろう”と、新米記者は牡蠣フライを食べながら決意を新たにしておりました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年