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» 2005年02月08日 11時47分 公開

ケータイカメラ画質研究ラボ:色は悪くないがエッジの甘さが気になる〜「N901iC」 (3/3)

[荻窪圭,ITmedia]
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 屋外編の最後はデジタルズームを使った作例。N901iCは最大画像サイズ時でも、デジタルズームが4倍まで効く。その分画像も荒れるが、いざというときには使える。

 どの画像サイズでもデジタルズームを使える。なお、プレビュー下のアイコンだが、人物アイコンが撮影モードで、その右にあるのが自動補正機能のオン/オフアイコンだ(左)。機能メニューは2ページ分あるが、基本的にはシンプル。画像保存設定はいわゆる画質。電源を入れ直すとファインに戻るのがちょっと不満。細かい設定は画質調整で行う(右)


 左が標準、右がデジタルズーム

室内編

 室内編は蛍光灯下の作例から見ていこう。

 左が人物モードで自動補正オフ、右が人物モードで自動補正オン

 赤をよく見るとノイズが浮いているが、全体に中間調が持ち上がっていて明るくて爽やかな写真。カメラ付き携帯にありがちな、中間調かシャドウ部(要するに暗めのところ)が沈んでしまうこともなく、なかなかいい感じだ。

 続いて白熱灯下でのカット。

 左が人物モードで自動補正オフ、右が人物モードで自動補正オン

 蛍光灯下では白を補正しきらず、若干色かぶりが残っているが、こちらも中間調が明るく撮れて色も鮮やかで爽やかな写真。その分細かいざらつきがあるが、このくらいは許容範囲であろう。自動補正したほうが若干エッジがシャープになり、階調も柔らかくなっている。

 屋内でマクロ撮影

 最後は暗いところでの写真だ。ロウソクの明かりだけで撮っている。

(人物モード) (夜景モード)
(ライト付)

 自動補正オン/オフでほとんど結果が変わらなかったため、こちらは比較無し。夜景モードではシャッタースピードが1秒、それ以外では0.5秒とかなりスローシャッターでの撮影だ。

 ロウソクの光や白熱灯で撮ったデータを見ると、多くのカメラ付き携帯で見られるような、強い増感はしないようだ。

シンプルな操作に自動補正というアイデアはいい

 200万画素クラスともなると、いささか大仰なカメラ機能が付きそうなものであるが、N901iCはカメラ付携帯として極めてオーソドックスなスタイルでさっとメガピクセルの写真を撮れる。それはそれでいい。

 ファインダーに映る画像が、多少小さく見づらくなっても、いつものスタイルでさっと撮れ、絵が荒れてもデジタルズームがさっと使えるのはいいことだ。

 色は濃すぎず薄すぎず爽やかでよいが、色にしろディテールの描写にしろ、もっとクッキリさせたほうがウケはよかったと思う。

 自動補正は、毎回撮っているような被写体では差が出づらかったため何ともいえないが、「カメラで撮って、内部の処理で補正処理をしてから保存する」というのはいいアイデア。応用すれば「自動補正−〜風」みたいな広がりを作れるはずだ。

 カメラ付き携帯の場合、「撮ってみたら思ったより暗く映った」とか「色がヘン」と思っても、後から修正することはそれほどない。カメラ側で、例えば撮った後のプレビューを見て「一発補正ボタン」を押したらその場で補正して保存してくれる──といった方向はアリだと思う。

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