QWERTY【くわーてぃー】

» 2005年02月08日 21時37分 公開
[江戸川,ITmedia]

 QWERTYは、PCのキーボードなどで見かける一般的な文字キーの配列方式。上から2段目の英字キーが左から順に「Q」「W」「E」「R」「T」「Y」と並んでいることから名づけられたもので、最後のYを抜いてQWERTと呼ばれる場合もある。

 QWERTY配列が考案されたのは、1870年代に登場した英文タイプライターにまで遡る。設計者の名を採った「The Sholes Keyboard」は、文章で使われる単語のつづりを分解し、入力する文字が隣接しないようにキーが配置された。これは、機械式で動作するタイプライターのアームが、印字中に絡まるのを防ぐためだ。

 少なくともQWERTYは入力効率を求めたキー配列ではない。当時は絡まったアームを直すのに時間がかかっていたため、全体の入力作業の軽減という点を重視した配列だったといえる。また、セールスマンのデモを支援するために、ひとつの列だけで「typewriter」と打てるようになっているという説もある。

 「The Sholes Keyboard」の特徴としては、上から1段目の数字キーに1がなく、2から始まっていたことが挙げられる。これは1の代わりに英字の”I(あい)”を利用したためだ。またシフトキーも存在しておらず、現在のキーボードに比べると非常にシンプルな構成である。

 もっとも、QWERTYより優れたキー配列が考案されなかったわけではない。これまでにDVORAKなどの効率的なキー配列が登場しているが、いずれもデファクトスタンダードとなったQWERTYの牙城を崩すことはできていない。

 携帯電話にメール機能やWeb閲覧機能などが追加され、徐々にPC化していく中で、入力環境の強化の一環として、QWERTYキーボード搭載端末のニーズが出てきている。こうした端末は一般に「スマートフォン(用語参照)」と呼ばれ、海外では愛用者も多い。国内ではNTTドコモが発売した「FOMA SH2101V」がQWERY配列を採用している。

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