カードタイプのEdyを使っていて一番困るのが、自分で残高を確認するのが難しいという点だ。お店で支払いをするときまで残高が分からないので、結局お財布も持って行くことになる。
参考展示されていたハギワラシスコムの「Edy対応簡易ビューワー」は、薄型タイプと丸形タイプの2種類。薄型は店舗設置とエンドユーザー向けの両方、丸形はエンドユーザー向けを想定しているという。
会場では、Edyを使ったタッチラリーも行われている。会場内数カ所に設置されたリーダーすべてにEdyまたはiモードFeliCa端末(おサイフケータイ)をかざすと、抽選で250人にEdy1000円分がプレゼントされる。
会場に入ってすぐのところに、緑色の丸い読み取り機が付いた端末が設置されている。読み取り部分には「Suica」と書かれており、現在上野駅で開催中のキャンペーン「Suicaステーション・うえの」(2月22日の記事参照)で展示されているのと同じものだ。
この端末の名前は「Cochira(コチラ)」。来場者は国際展示場の中に4カ所設置されているCochiraを探し、読み取り機に手持ちのSuicaをかざすと、スタンプラリーならぬタッチラリーに参加できる。ほかにも、目的地を設定するとそこの場所を案内したり、会場周辺のイベント情報やニュース、案内マップなどを登録した携帯電話へメールで送る実験なども行われている。
JR東日本と内田洋行が「Suicaを使って個人に合わせた情報を配信する」をテーマに行っている共同研究の成果の一つがCochiraだ。イベント時に必要とされる“個人に合わせた情報”とは何か、ということで、今回は目的地案内の機能を盛り込んだという。
IC CARD WORLDとRETAILTECH JAPANの主役は各種のICカードやICタグ、またはそれを用いたシステムだ。しかし展示内容を見ていると、ICカードのシステムに携帯電話を絡めたサービスを提案している企業の多さが印象的だった。
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