携帯フルブラウザのこんな使い道(2/3 ページ)

» 2005年03月14日 04時39分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

(5)そのまま購入も

 ショッピングカートに入れて、書籍を購入することもできる。PCで登録してあるアカウントにログインする必要があるが、jigブラウザはCookieにも対応しているため、最初の1回だけユーザー/パスワードを頑張って入力すれば、あとは自動的にユーザーを認識してくれる。

 こうやって商品をチェックするのに要した手間は、[CLR]キーと[0]キー、カメラの認識キーだけ。あっという間に、自宅でPCから検索するのと近いデータが収集できる。これぞ、携帯+フルブラウザの威力だ。

 ただし、実際に書店でこれを試すときは十分に注意する必要がある。書店で携帯のカメラを起動することは、だれがどう見ても“デジタル万引き”にしか見えないからだ(2003年9月5日の記事参照)。その場合は、やはりショートカットキー[9]に割り当てた「Amazon検索」を選択して、書名を入力する。するといきなりアマゾンの該当書籍名が表示されるはずだ。

こうしたショートカットは、アマゾンだけでなくYahoo!やGoogleなどの検索でも利用できる。待受アプリから復帰、ショートカットキーを押して、検索文字入力。それだけで検索結果が表示される

RSSリーダーでjig

 PCでもポピュラーになりつつあるRSS。ニュースサイトなどに掲載されるニュースのタイトルを、自動的に取得。jigブラウザからタイトルを選べば、そのページが表示されるというものだ(2004年11月24日の記事参照)

 携帯で最新ニュースをチェックしようと思ったときに、これほど役に立つ仕組みはない。

  • 待受アプリに設定しておけば、勝手に最新ニュースをチェックし、タイトルを取得してくれる
  • いったんRSSを取得してしまえば、電波が届かない状況でもニュースの見出しをチェックできる
  • PC向けニュースサイトの、携帯には重いインデックスページをチェックしなくても、最新ニュースを簡単に閲覧できる

 つまり、携帯ならではのリアルタイム性を生かしながら、携帯が不得意とする入力や画面遷移を省き、しかもPCと同じ密度の濃い情報をチェックできるわけだ。

RSSフィードでITmediaの記事一覧を取得し、Webページを開いたところ

 RSSの自動更新は、1日に8回まで可能。更新頻度なども自分で設定できる。朝起きたら最新ニュースの見出しが携帯に届いており、昼休みも、夜帰宅する前も、最新情報が携帯の中に自動的に入ってくるというわけだ。

 選択できるRSSは、「@IT」や「Slashdot Japan」「ITmedia」「ZAKZAK」「gooニュース」など、有名どころが50個。自分でブログなどのRSSを追加できないのが少々残念なところだ。

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