丸っこいフレンドリーデザインが特徴の「W31K」(3月3日の記事参照)。大きく使いやすいボタンが付いた着うたフル対応のWIN端末で、メガピクセルカメラを搭載している
カメラは背面のヒンジ近くに小さくちょこんと付いている。133万画素のCMOSセンサーで、固定フォーカスだ(1月20日の記事参照)。
閉じているときに側面のカメラボタンを押せば、自分撮りモードでカメラが起動するが、普段はディスプレイを開き、メニューからカメラを起動することになる。メニューからカメラを選ぶと「フォト/ムービー」の選択画面になり、フォトを選ぶと約3.5秒でカメラが起動する。VGAとSXGA(1280×960ピクセル)以上の画像サイズの時は横長の画像になるため、横長に切り取ったディスプレイの中央部をファインダーとして使える仕組みだ。
使ってみて残念だったのはディスプレイのクオリティ。2.4インチのQVGAだが、発色がやや青っぽく、やたらコントラストも高いので、実際にどう撮れるのかが判断しづらい。また上下方向の視野角が狭く、真正面からディスプレイを見ないとどう撮れるのか分からないほどだ。
カメラ付き携帯は、常にちゃんと顔の真ん前にディスプレイを置いて撮るとは限らないわけで、この視野角の狭さは歓迎できない。追従性もいまひとつで、カメラを大きく動かすと、そこでの色や明るさが安定するまでちょっと間がある。
撮影機能はすごくシンプル。基本的にはフルオートで撮るカメラで、調整できるのは明るさ、ホワイトバランス、ナイトモードだけだ。特殊効果が用意されているが、セピアとモノクロのみである。
撮影にかかる時間は、SXGAのファインでminiSDカードに記録した場合、撮影後「保存」画面になるまで約8秒。保存自体は1秒ちょっとで済んだ。
では実際に撮影してみよう。天候は薄曇りで日が差したり差さなかったりという中途半端な空模様。比較用にカシオの「EXILIM S20」の1280×960ピクセルモードで撮影した画像を並べてみた。
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