「W31S」がスライドになった理由:W31S 開発者インタビュー(後編)(1/3 ページ)

» 2005年04月01日 17時49分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 ソニー・エリクソン初の「着うたフル」対応端末「W31S」は、強く音楽にフォーカスした端末だ(3月25日の記事参照)。その中で、端末の形状も大きく変わった。

 同社製端末で初めてスライド型を採用。メインの操作キーからは伝統のジョグダイヤルが姿を消し、一般的な十字キーに変わっている。これらの変更にはどんな意図があったのだろうか。W31Sの開発陣に聞いた。

折りたたみからスライドへ

 au向け端末では、音楽ケータイの走りである「C404S」から基本的に折りたたみ型を続けてきたソニー・エリクソン。W31Sでは、流行りつつあるスライド型を採用した。

 「ポータブルオーディオに比べてW31Sが良い点は、大画面のカラー液晶で曲のリストが見られるとか、音量調節ができるところ。W31Sを使ったあとで、いわゆるポータブルオーディオを使うと、モノクロ画面にびっくりしたりするんです」

 そう話すのは、製品の企画を担当した高橋映里子氏。この“音楽との相性”を考えた結果、折りたたみではなくスライドに変えたと言う。

 「せっかく持っているカラーの大画面液晶を、音楽にもちゃんと使わせよう。となると、パカッとふたを開けて見るんじゃないよね、と」

 W31Sには別途リモコンが付いているが、携帯自身を大きなリモコンとして使う──そんな利用法も想定している。右の写真で高橋氏が装着しているのは、W31Sに合わせてソニーから発売されるネックストラップ型のヘッドフォン「DR-NX1SF」。カラーもW31Sにそろえており、携帯に直接つながる平型コネクタを採用した。

ジャックのふたの部分もスライド型になっている。「(W31Sは)常にリモコンを装着する機会が多いでしょうということです。見た目もそうですし、やはり耐久性の面でも、従来のものでは取れてしまったりということもあります」(高橋氏)。ゴムのキャップは、劣化してみすぼらしくなってしまうことも多かったがW31Sではそんな心配はいらない

スライドのメリットはワンタッチ

 音楽機能の使い勝手以外にも、スライド型には操作が簡単だというメリットがある。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月05日 更新
  1. ドコモがほぼ全ての料金プランを値上げ それよりも端末の値上げが気になるこの頃 (2026年10月03日)
  2. KDDIのローミング終了で楽天モバイルはどう変わる? 心もとない700MHz帯、独り立ちのカギは5Gにあり (2026年10月03日)
  3. 高市首相がAppleに要請――「自殺防止機能の搭載を」 生成AIへの相談増加を受け (2026年10月03日)
  4. ドコモがRCSで同意未取得の不備 約1万6000件に影響、対象ユーザーは利用停止に (2026年10月04日)
  5. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  6. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年10月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年10月03日)
  7. ahamoがついに料金プランを改定。段階制へ――「40GB」が業界の新たなスタンダードになるのか (2026年10月04日)
  8. 「Androidのマイナンバーカード」は10月20日スタート予定 今の「スマホ用電子証明書」と何が違う? (2026年10月02日)
  9. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【10月4日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年10月04日)
  10. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー