MP3やWMAなど9種類のファイルフォーマットに対応し、音楽プレーヤーとしても使えるM1000。本体にはステレオスピーカーが装備され、ヘッドホンなしでも音楽を楽しめる。ただ再生機能として用意されるのはリピートとシャッフル程度と少なく、イコライザー機能も備えていない。
なお外部メモリのTransflashは、32Mバイトのものが付属。最大256Mバイトのメモリまで利用可能だ。
M1000は1600mAhの大容量バッテリーを搭載している。しかし海外で使う場合、GSMと3Gを自動サーチさせるとどうしてもバッテリーの消費が多くなってしまう。そこで用意されたのが、検索頻度設定。「低速」「普通」「高速」「連続」の4種があり、用途に合わせて検索頻度を選べるようになっている。
W-CDMAやGSM間の切り替えは「自動」に設定しておくと、渡航先で利用可能なネットワークを拾って接続するので、「渡航してからあれこれ設定する必要がない」(西尾氏)。
ただ、海外から電話をかける際に、国番号などを自動的に付加する「プリフィックス機能」は搭載していない。
M1000には、ビジネスマン向けに便利な機能があると西尾氏。「端末右サイドの上にあるボタンを押し続けると、ボイスレコーダー機能が動作して、指を離すと録音が終わる。メニューからたどる必要なくボイスレコーダーを起動できるので、思いついたことを音声でメモするのに便利」(同)
端末内には4万2000語の国語辞典、6万5000語の英和辞典、3万6000語の和英辞典も内蔵され、ビジネス利用をサポートする。
着信ランプの「M」マークが、青をベースにオレンジ、緑、黄色に光るのもコンシューマーユーザーにはちょっとうれしい部分。ただ残念ながら、相手ごとに異なる光り方をするようには設定できない。
剛健な作りのクレードルが付属するM1000。端末を包み込むようなクレードルは高さの調整が可能だ。
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