日産が提供するカーウィングスに5月24日、新機能が加わった。従来から提供してきた「ドライブ計画」に、渋滞予測情報を加味した「所要時間予測ルート探索機能」が追加され、より正確なルートをあらかじめ設定できるようになった。
カーウィングスは、自動車のナビゲーションに携帯電話を接続し、オペレータとの音声通話で目的地を設定したり、各種情報を携帯電話を通じてダウンロードできるサービスだ(5月13日の記事参照)。携帯電話を介して、事前のPCサイトで設定したルートをナビにダウンロードすることもできる。これが「ドライブ計画」である。
カーウィングスユーザーの間で「家でちゃんとプランニングする文化が定着してきている」(日産)ことから、さらに精度の高いドライブプランを提供するため、機能強化を行った。
「ドライブ計画」のPCサイトで、出発地と目的地を設定して、ルートを選択。今回のバージョンアップでは、ルート設定時に過去の渋滞履歴と同社の推定ロジックから、渋滞情報を加味してルートを選択できるようになった。
示されるルートには、所要時間も表示される。面白いのは、「30分前に出発したら所用時間がどう変わるか、30分後ならどうか」といった、出発時間をずらした場合の時間も表示されることだ。
これらの渋滞情報はあくまで過去の履歴に基づいた予測だが、実際にカーナビに従って走行する際には、リアルタイムの渋滞情報も携帯電話を使って取得できるため、随時最適なルートが提示されるという。
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