携帯でストリーミングテレビ視聴――Para.TV(2/2 ページ)

» 2005年05月27日 18時09分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
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 導入の反応は、上々だと宮谷氏。地方ユーザーなど、お笑いブームに興味を持ちつつも東京の地上波放送を視聴できないユーザーが、通信で楽しんでくれたという。「若い女の子から反響があった。おかげでユーザーの伸び率も、以前より増えている」

フレームレートは可変

 Para.TVでは映像配信用の動画サーバと携帯アプリが通信を行うことで放送を実現する。技術面では、「なるべく映像が止まらないように」(秋月氏)というアプローチをとっている。

 具体的には、利用できる帯域幅に応じてビットレートやフレームレートを変える。これは、携帯の利用する帯域幅があまりにも不安定なことを考えてのことだ。

 携帯はADSLなどの有線ネットワークサービスと異なり、基地局から端末までのエアー部分(無線区間)がある。各ユーザーの行動に応じて、帯域は大きく変わる。「さっきまでアンテナ3本、300Kbpsで通信できると思っていたら、数秒後には50Kbpsでしか通信できない、などということは当たり前」(秋月氏)。このとき、300Kbpsで映像を流し続けようとすると、処理に時間をとられて映像が止まってしまう。

 そうではなく、帯域が狭くなれば映像ビットレートも落として映像が止まらないようにする。もちろん画質は悪くなるが、音質の32Kbps程度は常に確保できるから、“音”はクリアに途切れず配信できる。野球中継なら、映像は乱れたがアナウンサーの声で何が起こっているかだいたい把握できる……という具合だ。

 実際に野球の動画を見てみると、野球で打球がセンター方向に飛んでいく、といった激しい動きがあると映像は荒くなる。「技術的には、12fpsとか15fpsにすることはできるが、それは携帯(の無線技術)がもう少し進化してから」(秋月氏)

 ただ、映像は途切れることがなかったほか、音声は一定のクオリティで絶え間なく聞こえる。映像も投手が投げるまでの“間”など動きの少ない場面なら、かなりクリアに視聴できるという印象だ。

 秋月氏は、同社のアプリを利用してお笑い以外の各種動画も配信していく考え。また、iモード以外にBREWアプリも開発する予定という。「双方向通信を行うための、アンケート表示システムも開発している。イベントのライブ中継放送も積極的にやってみたい」とした。

 *記事掲載当初、プロ野球の画像を掲載していましたが、当該写真を削除いたしました[22時20分Update]


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