ドコモ、国際MMSの提供を開始

» 2005年06月13日 16時23分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは6月13日、iモードサービス契約者と海外の携帯電話でMMSメールを利用している契約者との間でメールを送受信できる「国際MMS」サービスを提供することを発表した。サービスは7月1日午前0時より開始する。

 MMSは海外のGSM携帯で利用できるメールサービスで、テキストだけでなく、画像や動画、音楽ファイルを添付してメールを送受信できる(キーワード参照)。ドコモ網の中にiモードメールとMMSとの変換装置を設け、iモードメールはMMSに変換して送信し、海外からのMMSはiモードメールに変換して受信する。

 ドコモと国際MMSで接続できる事業者は、香港のハチソンHKとハチソン3GHK、シンガポールのシングテルモバイル、マカオのハチソンマカオ。

 対応機種は、iモードサービスが利用できるもの全てで、添付できるデータ量は500Kバイト以内。ムーバでは半角2000文字の本文に加え、静止画(GIF、JPEG)と動画(MPEG-4)を送受信できるが、半角250文字を超えるメールは、250文字ごとに分割して受信する。FOMAでは半角1000文字までの本文と、静止画(GIF、JPEG)、動画(MPEG-4)に加え、音楽ファイル(MIDI)も送受信できる。着メロやMP3、AACなどのフォーマットには対応しない。

 iモードから海外のMMSに送信する場合は、宛先に「国番号」+「相手先携帯電話番号」+「@mms-i.jp」を入力して送信する。海外のMMSからiモードメールへ送信する場合は、通常のiモードメールアドレスを入力して送信する。

 受信時は、データ量に応じたパケット通信料が必要。送信時には国際MMS送信料とパケット通信料を加算した料金がかかる。国際MMS送信料は、データ量が30Kバイト未満の場合は1通100円、30Kバイト以上の場合は1通200円。各種割引サービスの無料通信分を国際MMS送信料に適用できるが、パケ放題やボリュームディスカウント、通話料一括割引は適用されない。

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