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» 2005年07月11日 19時13分 公開

短期集中ロードテスト「902T」 最終回:「902T」を3週間ほど使ってみて

「902T」のロードテストは今日が最終回。3週間ほど使ってみて便利だった点と改善を望みたい点をまとめてみました。

[坪山博貴,ITmedia]

 902Tの短期集中ロードテストも今回で終了。3週間程度使ってみた感想をまとめてみましょう。

902Tの気に入ったところ

 シャキーンと開ける回転2軸スタイルはやはりお気に入り。ボディカラーの赤も、なかなかいい色です。

 機能面ではやはりBluetooth。PCから自由にアクセスできるのは便利ですね。基本的に902T側にはノータッチでPCからファイルを読み出したり、モデムとして使えるのも便利です。赤外線をモデムとして使えるのも貴重。USBケーブルからの充電を正式サポートしているのも、ノートPCをいつも持ち歩く身としては安心です。

 カメラは特に触れませんでしたが、オートフォーカス付きという点だけでも筆者的には○。最近はQRコードの関係で、パンフォーカスの端末だと通常モードとマクロモードで撮影できる距離にけっこう間が空いている端末が多いのです。

 食べ物を撮影することが多いのですが、例えば丼をアップで取る際にピントが合わない端末もかなりあるのです。この点では902Tは問題ないです。カメラスタイルだとシャッターボタンの押し心地も良くて、AFも使いやすい。また外部メモリがSDカードなので、miniSDカードのようにアダプタを忘れて出先で取り込めない──といったこともありません。SDカードリーダーがなくても、いざというときにはノートPCについている赤外線で写真も転送できます。

902Tの、いまひとつなところ

 Bluetoothで902T側から画像を送信できないのは残念なところ。データ交換は対PCを中心に考えているのでしょうが、技術的にそれほど難しいとは思えないので、後継機種ではぜひ対応してほしい点です。

 日本語変換で下キーが予測候補選択でない点も少し戸惑います。隣のキーなのですぐ慣れましたが、今でも時々いらいらします。搭載しているモバイルRupoは、予測変換ですべてをカバーするタイプではないため、初期から辞書に登録されている単語は少ないのですが、使い込んでいくと、けっこう予測変換だけで文章を入力できます。あとは英数カナ変換も予測候補として学習してほしいところですね。同じモバイルRupoでも「W21T」などは学習して候補にしてくれます。

 あとは、特に気に入った、気に入らないとまではいえない部分です。基本的な操作性には大きな不満はないですが、アドレス帳はタブ付きながら少々クセがあるので、2Gの東芝以外の端末から機種変更すると戸惑うかもしれません。本当に頻繁に電話をかける相手は、クイックダイヤルに登録すれば十分でしょう。数字キー+発話で音声発信ができますし、数人なら数字キーへの割り当ても覚えられます。メールは一覧のフォントサイズが変更できない点と、一覧のスクロールが少々遅い点が気になりますが、後者はページスクロールでカバーできるでしょう。

 全般にスクロールでもっさり感が漂うのですが、操作に対して画面の反応が大幅に遅れるとか、操作を取りこぼすほどではありません。何を基準にするかにもよりますが、3G端末全体でみれば、操作に対する反応は平均か、ちょっと速いくらいではないでしょうか。

 902Tは筆者にとってはなかなか便利な端末です。筆者の場合、mixiの写真日記の更新も携帯電話からメールで行うのがほとんどです。こうした使い方では2Gは、正直使えません。Webにはさほどアクセスしないので、パケット定額をやめてメール定額でもいいかなぁ、なんて思い始めている今日この頃です。

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長期ロードテストとは

 ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。一ユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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