KDDI、10月1日にツーカーを吸収合併

» 2005年07月25日 17時07分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 KDDIは7月25日、100%子会社であるツーカー各社を合併することを発表した。KDDIを存続会社とする吸収合併で、ツーカー各社は解散する。期日は10月1日。

ツーカーブランドは存続

 合併の目的について、KDDI社長の小野寺正氏は2つの理由を挙げた。

 1つは、現在約360万人いるツーカーユーザーをKDDIグループに組み込み、ほかのキャリアに流出するのを防ぐため。もう1つは、販売網の最適化だ。auとツーカーの販売拠点を合わせることにより、拠点数を増やしたり、よりよいところに販売拠点を置いたりすることが可能になる、と説明した。

 合併後も、ツーカーブランドでのPDCサービスは存続する。auとのブランド統合も考えているが、「正式に発表しないことには、ツーカー社内でも細かいところを詰められないため、今日の発表となった。そのため、まだ細かいところは決まっていない。(ブランド統合の)スケジュールなどを詰めるのはこれから」(小野寺氏)

 「ツーカーS」のヒットにより、シニア層のユーザーが増えた結果、ツーカーのARPUは減少傾向にある。「ツーカーSの成功により、シニア層への拡販に成功した。ツーカーSのように、高いARPUは期待できなくても、長く使ってもらえる端末は重要。auとの棲み分けにも成功している」(小野寺氏)。

 ツーカーブランドの存在意義について「ツーカーのブランド自体は強くない。しかしシニア層など、あるセグメントに特化して展開するブランドがあることはマイナスではない」とコメント。「ツーカー利用者へのサービスは引き続き行うので、現在ツーカーを利用していただいている方は安心して使い続けてほしい」と何度も強調した。

ツーカーからauへの機種変更も

 現在ツーカーの端末を利用しているユーザーが、auの端末に機種変更することも「具体的なスケジュールは未定だが、そういうサービスを検討することにはなると思う」とする。

 また、「KDDIの家族割にツーカーを入れようと考えた。(別会社のままでも)私は問題ないと当初思っていたが、社内での検討の結果、別会社であるツーカーをKDDIの家族割に加えるのは問題がありそうだという見解になった。それも(合併の)理由の1つ」とも小野寺氏はコメント。ツーカーとauとで共有できる家族割を導入する可能性が高そうだ。

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