新世代PDAも、カメラだけ見れば残念なでき――M1000ケータイカメラ画質研究ラボ(4/4 ページ)

» 2005年07月27日 19時42分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
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 白熱灯の色かぶりはないけれども、細かい砂のようなノイズや色の浅さ……特に赤がきれいに出てないのが気になる。パンフォーカス的にぎりぎりの距離で撮っているため、ややボケ気味なのはご容赦を。

 さらにロウソクの光だけにしてみる。ライトを使った作例がないのは、ライトを内蔵していないため。

通常 ナイトモード

 通常モードだと、あまり感度を上げずシャッタースピードもそこそこでとどまるため、暗部が黒く締まった絵になっている。しかしナイトモードにするとシャッタースピードが遅くなるおかげで全体にコントラストが浅く、ハイライト部が派手に白飛びした絵になってしまった。

 マクロモードがないため、以上で作例は終了となる。

CMOSセンサーとはいえかなり残念な出来

 冒頭に書いたように、M1000は液晶画面も大きいし、撮った写真を比較的自由にネットワークに載せられるので、その気になればいろんなことができるはず。パッと考えただけでも、訪れた場所で写真ブログを書いたり、オンラインプリントの注文をしたりできそうだ。

 だが、残念ながらカメラにはあまり力が入っていないように見える。最近のハイエンド端末なら、CMOSセンサーを搭載していてももっと色が鮮やかで、ちゃんとした画像を撮れる機種もある。M1000の画質は「CMOSセンサーを搭載した普及型端末」よりちょっと落ちる程度。

 潜在的に秘めた利用シーンを考えると、画質面でも使い勝手でも、残念といわざるを得ない。

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