地デジ対応携帯登場──ドコモ「P901iTV」、KDDI「W33SA」

» 2005年09月27日 16時36分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 NTTドコモおよびKDDIは、それぞれ携帯電話向け地上デジタルテレビ放送(ワンセグ)が視聴できる携帯電話を開発した。ワンセグ放送は2006年4月1日から放送開始となっており、「(放送開始に間に合う)今年度中に発売」(ドコモ)、「可能な限り早い時期での発売を目指す」(KDDI)としている。

左は「W33SA」(三洋製)、右は「P901iTV」(パナソニックモバイル製)
「P901iTV」でテレビを視聴しているところ

 ドコモの「P901iTV」はパナソニックモバイル製。2.5インチの大型視野角液晶を採用し、連続2.5時間のワンセグ放送視聴が可能。また内蔵メモリへの録画も行える。液晶部を回転させるとテレビが起動でき、液晶の向きに合わせて画面を縦横に切り替えられる。さらにアナログテレビ放送の受信にも対応している。また「おサイフケータイ」機能も搭載した。

 KDDIの「W33SA」は三洋電機製の端末。16対9のワイド画面で視聴できるほか、放送で流れているBGMの曲名を検索できる「聴かせて検索」などの連携が予定されている。

 いずれも映像音声のほか、データ放送も受信可能。さらにパケット通信を使ってWebサイトにアクセスする双方向性サービスに対応する。両機種とも10月4日から開催される「CEATEC JAPAN 2005」に展示される予定だ。

 なおボーダフォンは、V801SHベースの試作機を5月26日に公開している(5月26日の記事参照)。商用機の投入時期については「現在のところ未定」(ボーダフォン)としている。

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