サクサク動いて基本機能もしっかり──三洋FOMA「SA700iS」「SA700iS」ロードテストNo.1

» 2005年10月03日 22時19分 公開
[memn0ck,ITmedia]

 ITmedia +D モバイルの読者のみなさま、はじめまして。memn0ckといいます。個人でケータイ関連のWebサイトを運営していたところ、ITmediaに進出することになりました。よろしくお願いします。

 ロードテスト用には、いろいろと面白みのある「FOMA SA700iS」(「SA700iS」機種別記事リンク参照)を選ばせてもらいました。なにぶんマニア好みの機種が好きで、「近々に発売される機種では、どれに興味がありますか?」という問いに、ちょっと考えて出てきたのがSA700iSでした。NTTドコモのFOMAとしては初のQualcommのベースバンドチップ「MSM6250」によるREX OS、BREWベースの端末で、GPSを内蔵。しかも三洋電機初のFOMAと「これはいじってみなければだめだろう!」と血が騒いでいたところに、「いい話が転がってきたな」という感じです。逆に、読者の目も厳しくなるかなと思いますが、楽しく“普段使い”しながらロードテストしていきたいと思います。

小さくて「70xi」シリーズとしてはしっかりした質感

 SA700iSは、三洋電機としては6年ぶりのNTTドコモ向け端末。W-CDMA対応のものはボーダフォン向けや海外向けでは出していますが、FOMAはもちろん初めてとなります。そこで、SA700iSのロードテストはできるだけ基本的なところから見ていこうと思います。

 利用しているのは「シュプールレッド」という赤いやつ。各掲示板などをのぞいてみると、この色が一番人気があるようです。ボディは、FOMAとしてはかなり小型で、サイズのわりに持ったときにちょっと重みがあるかなという印象はありますが、十分軽いですし、その分質感もいいです。

 「70xi」シリーズは比較的質感の悪い機種もありますが、SA700iSはかなりいいですし、開いた時や背面のデザインもなかなかいいと思います。ただ、裏面のスピーカーや「FOMAロゴ」のあたりはちょっと古びた印象を受けます。それに、裏面にスピーカーがあるので、普通に置くと音がこもりそうです。

 左からFOMA「N901iS」「SA700iS」、au CDMA 「A5503SA」を並べたところ。筆者の最近のFOMAの利用機種は、900iシリーズ以降、「SH900i」「F900iT」「N901iS」で、三洋電機製端末は「A5503SA」以来。SA700iSは、やや厚みがあるものの、全体的には小さくまとまっている印象

 ほかにもいくつか気になった点があります。各側面に、平型イヤフォン端子、外部接続端子(ARIB-A)、miniSDカードスロットがあるのですが、それぞれのカバーが開けにくく、少し固めの素材でできているので、耐性がかなり心配。また充電台は使わず充電器からケーブルを直差しするほうが好きなので、外部接続端子が横にあるのも気になるところ。SA700iSは外部接続端子が端末先端の充電接点の間ではなく、左側面にあるのです。頻繁に開け閉めするので、ここは個人的には変えてほしいところ。これ以外はボタンも押しやすく、とても気に入っています。

 左側面の外部接続端子に、充電ケーブルを差した状態。この外部接続端子の位置は、充電ケーブルを差して、充電しながら操作したりするときも非常に使いにくいのです。

こういうのを待っていた「サクサクFOMA」

 電源を入れてみましょう。どうしても細かいところまで書きたくなってしまうので書きますが、電源を入れた後の「初期設定」で、「ボタン確認音」や「初期設定を次回起動時にも行う」などの設定ができる点は素晴らしいと思いました。

 操作し始めるとすぐに分かりますが、非常に操作がサクサクしています。FOMAの最新ラインアップでは、シャープ製以外の端末はかなり動作が緩慢なものが多いのですが、メニュー画面などもシンプルで変なアクションがない分、SA700iSはシャープ製を凌ぐくらい快適に感じます。文字入力も比較的評判の高い「Advanced Wnn V2」を搭載していますし、2タッチ方式(ポケベル入力)にも対応しているため、個人的にはかなり高速に入力できます。

 初期設定時に「ボタン確認音」の設定が現れます。初期設定があまり長くなると、うんざりしそうですが、「OKトーン」や「NGトーン」あたりの“操作が完了したら出るような音”も設定できると嬉しいなと思います

 メニューは、12画面分割された基本的なもので、標準では「シンプル」という白〜灰色ベースのものと、「スポット」という赤色ベースのものの2種類が用意されています。メニューは、アイコンが変えられるほか、並び替えもできますし、使い勝手はそれなりにいいようです。ただ、12分割されたメニューが、数字キーでの操作に対応していないのが惜しいところ。メニューの深い階層に行き、12分割ではないメニューが縦に羅列されている状態ではもちろん数字キーで選べるので、ちょっと残念です。

“初物づくし”にしては、よくできている

 まだ、1日半程度しか使っていませんが、電波状態もほかのFOMAと比べて、特別悪いということもないですし、操作の快適性に嬉しくなりながら、使っています。最新の高機能なFOMAのように、ツインスピーカーだとか300万画素カメラだとか派手な機能はそれほどありませんが、三洋初のFOMAであるわりには“基本機能はしっかりできている”という好印象を受けています。

 最後におまけとして、SanDisk製の1GバイトminiSDカードが使えたことを書いておきましょう。次回は、もう少し基本機能をチェックする予定。GPSによる位置情報サービスなどについては、使い込んでからご紹介しようと思います。

 SanDisk製の「miniSD 1GB」(SDSDM-1024-A10M)を差して、利用しているところ。空き容量が「967.3Mバイト」となっており、きちんと認識できていることが分かります。カメラ画像などもきちんと保存されたため利用できると思ってよさそう。ただしメーカーが公式に動作保証していないので、利用はあくまで自己責任ということになります


memn0ck

 ハンドル名を「memn0ck」と書き、読み方が「メムノック」となる。ケータイ・モバイル関連の個人ニュースサイト「memn0ck.com(http://memn0ck.com/)」を趣味として運営しており、ケータイ・モバイル情報マニアとして普段から小さなデジタルガジェットには目がない生活を送っている。ただし、日常は白衣を着た理系野郎。1976年東京生まれ。


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ロードテストとは

 ITmediaのライターが、普段使いの携帯電話の模様をレポートする連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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