音声定額も実現〜夏野氏が話すプッシュトークの狙い(2/2 ページ)

» 2005年10月19日 18時49分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 夏野氏はプッシュトークの利用シーンを、こう話す。「今までは多人数での待ち合わせ場所に来て、一番早く来ていそうな人間に電話をかけていただろう。しかしこれからは、プッシュトークで参加者全員と情報を共有できる。『今、遅れているんだけど』『なんで遅れてんだよ、早く来いよ』といった会話をみんなでできる」

 もちろん、プッシュトークで1人だけを指定して、1対1で会話することもできる。「相手が手を離せない状況にあるかも分からない。電話をかけるまでもないときに、奥さんに『これから帰るんでよろしく』とプッシュトークで話しかけることも考えられる」。ほかにも、今回のようなイベント発表会で「多人数チームを『現場側』、『裏方側』と分けて登録しておいて、会場を設営する15人に指示する……といった風にトランシーバー的に使うこともできる」という。

 夏野氏はまた、そうした分野に特化していけば「(通常の)通話と食い合うことにはならない」と強調する。通話とは異なるコミュニケーションを提供できるのではとした。

キャリア間相互乗り入れは? ネットワーク負荷は?

 夏野氏は、PTTのサービスは世界で始まりつつあるが、大半はビジネスユースを想定したものだと紹介する。しかし今回、ドコモではコンシューマ向けサービスを目指して仕様をチューニングした。このため、サービススペックは独自の要素が大きいという。

 auもPTTサービスを開始すると伝えられているが、「他社のことが分からない段階で明言できないが、いまのところはドコモユーザーだけと会話するサービスになる」

 音声定額サービス導入がネットワークに与える負荷は、今後どれほどのユーザーがサービスを利用するかにもよるため一概にはいえないという。ただ、一回の通信で飛ぶパケット量そのものは「音声データなので、そんなに重くない」。説明員に聞くと、32Kbps程度の帯域を利用するようだ。

 「計算しないと分からないが、このためにネットワークを増設するようなことは考えていない」とした。

Photo
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月01日 更新
  1. 大手キャリアが改定した「端末購入プログラム」の賢い活用法 Y!mobileやUQ mobileも狙い目 (2026年03月31日)
  2. 失効日が迫る「東京駅100周年記念Suica」、今後も使い続けるには? スマホへの移行時に注意点も (2026年03月29日)
  3. ドコモの3G「FOMA」「iモード」きょう終了 「ガラケーには個性があった」「パケ死をして絶望した」──当時の記憶ネットに (2026年03月31日)
  4. 楽天モバイル鈴木CEOが語る「1000万回線の先」 5G SAは2027年開始? 黒字化までは「数を伸ばす」 (2026年03月30日)
  5. 携帯キャリア乗り換えでつまずいた話:「MNPワンストップ」と「回線切り替え」に思わぬワナ (2026年03月29日)
  6. 契約しているサブスクの管理、難しすぎない? (2026年03月30日)
  7. 楽天モバイルのルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」レビュー:通信速度はどう? 他社のeSIMで使う方法も解説 (2026年03月27日)
  8. わずか110円でスマホにUSBメモリを接続できるようになる!! ダイソーの「変換アダプタUSB→タイプC」を試す (2026年03月29日)
  9. 消えた「モバイルSuica」の謎――手がかりは「Google ウォレット」 (2026年03月28日)
  10. 自転車走行時も安心、耳をふさがない骨伝導ワイヤレスイヤフォン発売 IPX5防水対応、最大約15時間再生 (2026年03月30日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年