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» 2005年11月14日 17時08分 公開

「P902i」のBluetoothでできること

パナソニック モバイル製FOMAとして初めてBluetooth機能を搭載する「P902i」。ver 1.2準拠のBluetoothにAVプロファイルを装備したこの端末で、何ができるのかをまとめた。

[坪山博貴,ITmedia]

 「P902i」(記事一覧参照)は、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製FOMAとしては初のBluetooth搭載機。PCとのワイヤレス接続によるダイヤルアップ通信やヘッドセットを使ったハンズフリー通話に加え、Bluetooth対応のオーディオ機器(ヘッドフォンなど)と接続することで、端末をカバンやポケットに入れたままワイヤレスで音楽を楽しめることをウリにしている。

 サポートするプロファイルは以下の5つ。最近のBluetooth携帯がサポートするプロファイルに音楽再生用の「A2DP」「AVRCP」が追加された形だ(3月1日の記事参照)

プロファイル名 役割
Dial Up Network(DUN) PCからのダイヤルアップ
Hands Free Profile(HFP) ハンズフリー通話
Head Set Profile(HSP) ハンズフリー通話(ヘッドセット用)
Advanced Audio Distribution Profile(A2DP) 音楽転送用
Audio/Video Remote Control Profile(AVRCP) オーディオ機器コントロール用
Object Push Profile(OPP) 電話帳データなどの送信
Bluetooth設定メニュー内の自機情報を確認すると、サポートしているプロファイルを確認できる(左)。Bluetooth機器との接続状況では接続可能なプロファイルの確認を行える(中)。Bluetooth設定メニューは「生活ツール」の中にある(右)

 ハンズフリー機器との接続には「HSP」もしくは「HFP」を利用でき、動作もかなり細かく設定できる。まず接続機器側が「HSP」と「HFP」の両方をサポートする場合、どちらのプロファイルを利用するかを選べる。「HFP」は比較的新しいプロファイルで、カーナビなどでの利用を想定した機能を多数備えている。最近ではヘッドセット機器でもHFPに対応しているものが増えているが、HFP非対応のヘッドセットや、HFPとHSPの両方に対応したヘッドセットであれば、ヘッドセット機器に特化したシンプルな機能を持つ「HSP」を使った接続も行える。また「HFP」は多機能ゆえに、現状では相性の問題もゼロとはいいきれない状況もあるので、トラブル回避の意味でも接続に利用するプロファイルを選べる意味はありそうだ。

初出時に、HSPとHFPの説明が逆になっていました。お詫びし訂正致します


ヘッドセット(HSP)で接続するか、ハンズフリー(HFP)で接続するかを選択できる

 「切断時通話設定」メニューで、通話中に何らかの理由でBluetooth通信が切断された際に、通話を終了するか本体で通話を継続するかを選べる。また、「ヘッドセット操作による発信」メニューで、HSPを使用する際のヘッドセット機器側からの発信操作の有効/無効も設定可能だ。発信操作の有効/無効設定は、誤動作による音声発信防止の意味合いもあるようだ。

ハンズフリー機器接続時の動作は細かく設定できる。Bluetoothを使ったワイヤレスの音楽再生機能に注目が集まりがちだが、ハンズフリー機器の利用についても配慮されている

 なお今回は「A2DP」を使ったワイヤレスでの音楽再生は動作確認できなかったが、既に国内でもいくつかの「A2DP」に対応するワイヤレスヘッドフォンが登場している(9月5日の記事参照)。これらの機器と組み合わせた際の使い勝手は、実機を入手し次第検証する予定だ。

 またBluetooth経由でのリモコン操作を実現する「AVRCP」にも対応しているが、P902i側には特に関連するメニューは見あたらなかった。P902iは操作される側になるので、対応製品が登場すれば再生/停止、選曲などの操作もヘッドフォン側から行えるようになると見られる。

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