パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P902i」は、さまざまな光り方のパターンを楽しめる「キラリ・ジャケット」やBluetooth機能を搭載。インタフェース面でも、UIやキー配列の変化など、細かい変更点がある。新機能を写真で見ていこう。
P902iはユーザーインタフェース面で大きな変化が見られる。1つはFlashを採用したメニュー画面だ。これまでFOMAのPは、第1階層がグラフィカルなアイコンメニューで、第2階層から先のメニューはテキストで表示されていた。P902iでは、第2階層もグラフィカルな表示になり、視覚的に機能を把握しやすくなっている。
もう1つは日本語入力システムとしてオムロンのソフトウェア「Advanced Wnn」(2003年2月の記事参照)を採用した点。ムーバ時代に採用していたのと同じ流れを汲むシステムであり、ムーバの“P”からの乗り換えを検討しているユーザーには朗報だ。
また、これまで右下ソフトキーに割り当てられていたクリアキーは十字キーの下に移動。他メーカー端末からの乗り換え時に違和感を覚えがちな点が解消されたことになる。
機能名 | 有無 |
---|---|
自動時刻補正 | ○ |
FOMAプラスエリア | ○ |
音楽再生 | ノンセキュアAAC(iモーション形式)、SD-Audio対応 |
外部メモリカード | miniSDカード |
外部メモリ最大容量 | 1Gバイト |
フルブラウザ | × |
セキュリティスキャン | ○ |
ベアラ切り替え | ○ |
プッシュトーク | ○ |
FeliCa | ○ |
P902iの外見はP900iに似た印象。カスタムジャケットも似たような形をしているが、互換性はない。カスタムジャケットには、光による新しい演出が加えられている。本体に埋め込まれた2つのLEDがジャケットを通して異なる表情を見せる「キラリ・ジャケット」だ。
ジャケットはそれぞれ光の透過の仕方が異なり、あるものは背面全体が光り、あるものはジャケットのフチの部分だけが光るなど、バラエティに富んでいる。光り方のパターンや色は、ジャケット似合わせたものを設定可能だ。
P902iは、パナソニック モバイルのFOMAとして初めてBluetoothが搭載された。ポイントは、Bluetoothヘッドセットで音楽を楽しめる点。AVプロファイルのA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)が搭載されたことで実現した機能だ(3月1日の記事参照)。SD-Audioに準拠しており、CDリッピングした音楽を携帯で楽しめるP902iでこそ活きる機能といえるだろう。「ほかにもOPP(Object Push Profile)、HFP(Hands-Free Profile)、HSP(Headset Profile)、DUNP(Dial-up Networking Profile)が入っている」(説明員)。なお、SD-Audioの音楽機能は、前モデルの「P901iS」と同等だと説明員。製品にはSD-Jukeboxが同梱される。
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