写真で解説する「P902i」

» 2005年10月20日 02時09分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P902i」は、さまざまな光り方のパターンを楽しめる「キラリ・ジャケット」やBluetooth機能を搭載。インタフェース面でも、UIやキー配列の変化など、細かい変更点がある。新機能を写真で見ていこう。

Flashメニューの採用でUIを一新、文字入力は「Advanced Wnn」

 P902iはユーザーインタフェース面で大きな変化が見られる。1つはFlashを採用したメニュー画面だ。これまでFOMAのPは、第1階層がグラフィカルなアイコンメニューで、第2階層から先のメニューはテキストで表示されていた。P902iでは、第2階層もグラフィカルな表示になり、視覚的に機能を把握しやすくなっている。

 メニューの第一階層(左)と第二階層(中、右)


 上段の左は「P902i」、上段右は「N902i」の第1階層と第2階層。日本語入力システムも変わり“P”の独自性が高まった。下段は前モデルの「P901iS」の第1階層と第2階層

 もう1つは日本語入力システムとしてオムロンのソフトウェア「Advanced Wnn」(2003年2月の記事参照)を採用した点。ムーバ時代に採用していたのと同じ流れを汲むシステムであり、ムーバの“P”からの乗り換えを検討しているユーザーには朗報だ。

 また、これまで右下ソフトキーに割り当てられていたクリアキーは十字キーの下に移動。他メーカー端末からの乗り換え時に違和感を覚えがちな点が解消されたことになる。


機能名 有無
自動時刻補正
FOMAプラスエリア
音楽再生 ノンセキュアAAC(iモーション形式)、SD-Audio対応
外部メモリカード miniSDカード
外部メモリ最大容量 1Gバイト
フルブラウザ ×
セキュリティスキャン
ベアラ切り替え
プッシュトーク
FeliCa
 ※ベアラ切り替えは、音声通話中にテレビ電話に切り替えられる機能

さまざまな光パターンで楽しめる──「キラリ・ジャケット」

 P902iの外見はP900iに似た印象。カスタムジャケットも似たような形をしているが、互換性はない。カスタムジャケットには、光による新しい演出が加えられている。本体に埋め込まれた2つのLEDがジャケットを通して異なる表情を見せる「キラリ・ジャケット」だ。

 ボディデザインは、最初にカスタムジャケットに対応した「P900i」に似ている

 ジャケットはそれぞれ光の透過の仕方が異なり、あるものは背面全体が光り、あるものはジャケットのフチの部分だけが光るなど、バラエティに富んでいる。光り方のパターンや色は、ジャケット似合わせたものを設定可能だ。

 発表会場では、箱の中でジャケットを光らせる形で展示していた


 ジャケットによって異なる光り方を楽しめる


 ジャケットを光らせるLEDはカメラの下の部分に2つ埋め込まれていると説明員(左)。ジャケットに合わせた光り方のパターンがプリセットされている(中)。光り方のパターンは、メイン液晶下のLEDで確認できる


 ジャケットは全部で11種類

AVプロファイルを搭載──Bluetooth

 P902iは、パナソニック モバイルのFOMAとして初めてBluetoothが搭載された。ポイントは、Bluetoothヘッドセットで音楽を楽しめる点。AVプロファイルのA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)が搭載されたことで実現した機能だ(3月1日の記事参照)。SD-Audioに準拠しており、CDリッピングした音楽を携帯で楽しめるP902iでこそ活きる機能といえるだろう。「ほかにもOPP(Object Push Profile)、HFP(Hands-Free Profile)、HSP(Headset Profile)、DUNP(Dial-up Networking Profile)が入っている」(説明員)。なお、SD-Audioの音楽機能は、前モデルの「P901iS」と同等だと説明員。製品にはSD-Jukeboxが同梱される。

 Bluetoothの設定画面(左)、カメラの撮影サイズ(中)、プリセットアプリ一覧(右)。なお、動画撮影と再生は「30fpsに対応した」(説明員)という


 キャラ電はソニックと弟分のテイルス、ブンブンがプリセットされる


 ダイヤルキー面(左)と底面。FeliCaの読み取りエリアはヒンジ部付近にある


 端末の両側面。ワンプッシュオープンボタンも健在。前モデルから搭載された顔認証機能も引き続き搭載されている。なお、P902iは着うたやiアプリをminiSDに保存可能な仕組みを備えている。ただし全てのコンテンツが保存できるわけではなく、コンテンツプロバイダが対応したもののみになるという


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