携帯セキュリティに求められるもの“スマート携帯”──SH902i 第2回

» 2005年12月09日 00時00分 公開
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 セキュリティを強化したのも「SH902i」の特徴の1つだ。新機能となるのが「セルフパス(顔認証技術)」。事前に登録した顔認証画像を使い、端末のロック解除を行う機能だ。顔認証自体は他社の携帯にも搭載されているが、SH902iも搭載に踏み切った。

 メニュー画面の「設定」から「セキュリティ」を選び、「顔認証設定」を選択すると設定画面が開くので、そこで画像を登録する。画像登録画面では自動的にカメラが立ち上がり、自分の顔を撮影するわけだが、変な顔をしていたり横から見たり、「顔」がきちんと認識できない場合は撮影できない。

 顔画像を登録したあとの利用法は簡単だ。端末ロック時など、暗証番号の入力が必要な場面で自動的にカメラが起動し、登録した自分の顔をカメラに向けると、すぐに認証される。カメラから多少離れた位置でも認証が行われ、しかも非常に高速。軽い気持ちでカメラに顔を向けるだけで認証されるので、思ったよりも簡単で、あっけないほど。正直なところ、暗証番号よりも手軽に感じたぐらいだ。

メニュー画面の「設定」→「セキュリティ」に「顔認証設定」がある。最初は、そこから顔認証用の画像を登録する。1〜7を選択すると、自動的にカメラが立ち上がり、自分の顔を撮影して登録する。失敗することもあるが、きちんと正面を向いて撮ればおおむね失敗することはないはずだ
顔の画像を登録したら、あとは暗証番号の入力が必要な場面で自動的にカメラが立ち上がるので、登録した顔をカメラに向ければOK。比較的おおざっぱにカメラを向くだけでも認証される。認証に失敗すると、もう一度顔を撮影する以外に、暗証番号を入力してもいい

 もう1つのセキュリティ機能としては、フォルダセキュリティも便利だ。これは、メールの送信/受信/未送信トレイといった各フォルダや、おサイフケータイで取得できる店舗情報などの「トルカ」の保存先フォルダに、それぞれ個別にセキュリティを設定できる機能。

 例えば、会社からのメールは他人に見られたくない場合、そういったメールを1つのフォルダにまとめ、そのフォルダだけロックをかけることができる。振り分け機能を使えば、自動でメールを振り分けられるので手間も省ける。個別にセキュリティを設定できることで、全体の普段の使用でそれほど手間をかけず、必要な場面ではセキュリティを確保できる、というわけだ。

フォルダのセキュリティ設定画面。好きなフォルダを選び、サブメニューの「フォルダ管理」から「フォルダセキュリティ」を選択する。暗証番号、または顔認証を通過して、セキュリティをONにすれば、その後は他人にフォルダ内を見られない。セキュリティを設定したフォルダは鍵マークが表示される

覗き見防止シールはもういらない

 液晶に「DOLCE」で採用された視野角切り替え機能を備えた「ベールビューモバイルASV液晶」を搭載したのも、セキュリティの一種といえるかもしれない。側面からののぞき見防止を実現している。本体右側面上部にある視野切り替えボタンを押すだけで、視野角が切り替えるのも簡単だ。普段は広い視野角で利用し、電車の中など、のぞき見が気になる場面では素早く設定することができる。

 また、マナーモードと連動させて視野角切り替えを有効にすることもできる。電車ではマナーモードにする必要があるので、それと同時に視野角が狭まり、自動的にのぞき見が防止されるわけで、このあたりも“カシコイ”ゆえんだ。

ベールビューモバイルASV液晶による視野角切り替え機能を搭載。写真左が通常、右が視野角切り替え時。斜めから見ると違いは明らか。しかし正面から見ると、ほとんど違いは分からない


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提供:シャープ株式会社
制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2005年12月31日

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