ドイツ・ハノーバーで開催されている「CeBIT 2006」会場で、韓Samsungブースでもっとも注目を浴びていたのは発表されたばかりの10メガカメラ携帯「SCH-B600」だ。Samsungは先月の「3GSM World Congress 2006」で8メガカメラ携帯「SPH-V8200」(2006年2月14日の記事参照)を披露したばかりだが、わずか1カ月で世界最高を自ら更新したことになる。
SCH-B600は韓国向けのEV-DO対応端末で、カメラは最大3648×2736ピクセルの静止画を撮影可能。光学3倍、デジタル5倍のズームとオートフォーカスも備えている。ディスプレイは160万色のTFT2.2インチ、サイズはQVGA。外部メモリにはMMC microを採用、Bluetoothにより外部接続も可能となる。なお本体サイズや重さ、内部メモリ容量などは未公開。
WordやExcelなどのファイルを閲覧できる「Document Viewer」、名刺などをカメラでOCRスキャンできる「Business Card Scanner」など、最近の同社端末の標準機能も一通り搭載している。またS-DMBに対応したチューナーの搭載や、MP3など各種メディアファイルの再生にも対応している。韓国での発売は2006年4〜5月頃とのこと。
同社ブースにはほかにも、先月発表されたばかりの8メガカメラ携帯「SPH-V8200」、すでに韓国で発売中の7メガカメラ携帯「SCH-V770」が展示されていた。Samsungはこれによりハイメガカメラ携帯で、7、8、10メガと3つのラインアップを持つことになる。しかし他社を大きく引き離す高画質カメラ携帯を3機種も投入する理由はあるのだろうか?
説明員によると、3つの端末はそれぞれターゲットユーザーが異なるという。
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